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昭和時代回想

中公文庫 せ9−6 私説昭和史 3

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-12-207604-4
4-12-207604-8
税込価格 1,034円
頁数・縦 282P 16cm

商品内容

要旨

手の届かない彼方に去ったあの時代の記憶。自らを「昭和の子」と規定する著者が、思春期青年期を回想。さらに同時代を生きた作家たちへの思いを綴る。「昭和」とは旧きよき時代なのか、心の苦い傷なのか。愛憎なかばする感情があふれ出す「昭和」アンソロジー。

目次

溶明する民主主義
1 いわゆる青春について(イヌのフンは、やっぱりイヌのフンにすぎない
学校とはイヤなところだ ほか)
2 暑さに疲れた夕方(日本海の晩夏
蒸気機関車が消えた ほか)
3 「老い」という大陸(ああ、卒業旅行
人の世、至るところに「団塊」あり ほか)
4 「停滞」へのあこがれ(乱歩が最も愛した場所
「停滞」へのあこがれ ほか)

出版社・メーカーコメント

自らを「昭和の子」と称する著者が、思春期・青年期を回想。さらに昭和を生きた作家たちへの思いを綴る。同時代史としてのリアルな描写により昭和が甦る。

著者紹介

関川 夏央 (セキカワ ナツオ)  
1949年新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。『海峡を越えたホームラン』で第七回講談社ノンフィクション賞を、『「坊っちゃん」の時代』(谷口ジローとの共著)で第二回手〓治虫文化賞を、『昭和が明るかった頃』で第一九回講談社エッセイ賞を、2001年「明治以降の日本人と、彼らが生きた時代を捉えた幅広い表現活動」により、第四回司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)