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ロシア文学を学びにアメリカへ?

増補版

中公文庫 ぬ3−2

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年1月
ISBNコード 978-4-12-207606-8
4-12-207606-4
税込価格 1,100円
頁数・縦 331P 16cm
シリーズ名 屋根の上のバイリンガル

商品内容

要旨

古代教会スラヴ語の文法に泣かされ、街角でクロアチア移民と交流し―一九八〇年代、ロシア文学専攻でありながら米国に学んだ体験を起点に、亡命者・移民・多言語話者の文学や言葉を縦横に考察。ロシア・東欧文学から世界文学まで広く論じてきた著者の原点たるエッセイ。「ハーバード生活から、三つのエピソード」他を新収録。

目次

ことばの旅行術・実践篇(ブライトン・ビーチのロシア語街
ロシア人が英語に出会うとき
英語が亡命ロシア文学を浸蝕する
がんばれ、イディッシュ語
イディッシュ語の喜び ほか)
ことばの旅行術・理論篇(「僕って何?」―人称代名詞について(1)
あなたを愛しています―人称代名詞について(2)
「私」と「きみ」のあいだ―人称代名詞について(3)
外国語は体を張って読もう
挨拶はおもしろい ほか)

出版社・メーカーコメント

スラヴ文学専攻でありながら、米国ハーバード大学で博士号をとった著者。欧米旅行記から移民文学論まで、原点たるエッセイを復刊。〈解説〉奈倉有里

著者紹介

沼野 充義 (ヌマノ ミツヨシ)  
1954年生まれ。スラヴ文学者。名古屋外国語大学教授、東京大学名誉教授。2002年『亡命文学論 徹夜の塊』でサントリー学芸賞、04年『ユートピア文学論 徹夜の塊』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)