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歴史のIF

扶桑社文庫 ほ8−2

出版社名 扶桑社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-594-10002-5
4-594-10002-3
税込価格 990円
頁数・縦 310P 16cm

商品内容

要旨

もし、あのとき、こうだったら?日本史の「仮定」を解く!些細な出来事が、後の世情を変える大きな転換点に!だから、日本史はおもしろい!

目次

A 鎌倉時代のIF(もしも、石橋山で、梶原景時が「源頼朝を見つけたぞ!」と叫んでいたら…
源頼家が重病に。もしも、比企能員が慎重であったら…
モンゴルから国書がやってきた。もしも、鎌倉武士たちに教養があったら…
もしも、後二条天皇が若くして亡くならなかったら…)
B 室町時代のIF(もしも、足利尊氏が大好きな後醍醐天皇に反逆しなかったら…
もしも、足利義満がもう数年生きていたら…
もしも、畠山持国が、男としての自信にあふれていたら…)
C 戦国時代のIF(もしも、「あの人」が長生きしたら、早く死んだら、早く生まれたら…
もしも、浅井長政が織田信長を裏切らなかったら…
もしも、「本能寺の変」のとき、織田信長が逃げていたら…
もしも、豊臣秀頼が女の子だったら…)
D 関ヶ原の戦いのIF(もしも、鳥居元忠が、島津義弘に「かたじけない」と頭を下げていたら…
もしも、上杉軍が退却していく徳川軍の背中を襲ったら…
もしも、毛利輝元が大坂城に籠城したら…)

出版社・メーカーコメント

もし、あのとき、こうだったら?日本史の「仮定」を解く!些細な出来事が、後の世情を変える大きな転換点に!だから、日本史はおもしろい!もしも、・石橋山で、梶原景時が「源頼朝を見つけたぞ!」と叫んでいたら・鎌倉武士たちに教養があったら・足利尊氏が大好きな後醍醐天皇に反逆しなかったら・畠山持国が、男としての自信にあふれていたら・浅井長政が織田信長を裏切らなかったら・本能寺の変の時、織田信忠が逃げていたら−−日本史はどうなっていたか!【本書より】歴史を紐解いてみると、一見些細に見える出来事が、後の世情を大きく変える転換点になることがあります。もし、一一八〇年の石橋山の戦いに敗れた源頼朝を、梶原景時が匿っていなければ、日本の歴史は少なからず変わっていたのではないか。そう僕は思っています。もしも、頼朝が死んでいた場合、在地領主たちが主人の元に集結し、政権を作り、独立を勝ち取るまでに、ここまでスムーズに事が運ばなかった可能性も考えられます。頼朝がいなければ、武士の政権というものが誕生するまでには、もう少し時間がかかり、武士の時代が到来するのは十年、二十年スパンで動きが遅れていたかもしれません。そうなれば、私たちの知る鎌倉時代やそれ以降の歴史が、今とは趣を変えていたとしても、決しておかしくはないのです。

著者紹介

本郷 和人 (ホンゴウ カズト)  
1960年、東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。専門は、日本中世政治史、古文書学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)