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くらげのパポちゃん

講談社の創作絵本

出版社名 講談社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-06-537693-5
4-06-537693-9
税込価格 1,870円
頁数・縦 40P 22×26cm

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商品内容

要旨

祖父・かこさとしから孫・中島加名へ受け継がれた平和への想い―くらげのパポちゃんが、少年の戦死した父を探して大海原へ―話題の未発表原稿がついに絵本化。

出版社・メーカーコメント

かこさとしさんの、戦争をテーマにした幻の遺作が見つかった、とNHKで取り上げられ話題となっていた『くらげのパポちゃん』。こちら、見つかったのは原稿のみで、絵はありませんでした。そんな中、今回、絵を担当することになったのが、かこさとしさんの孫である中島加名さん。奇しくも、かこさんがこの『くらげのパポちゃん』の原稿を書いたときと同じ年齢でこの作品に出会った加名さん。祖父から孫へ、そして読者である子供たちへ。戦争を二度と起こしてはならないという強い想いが引き継がれた作品です。刊行する2025年は、終戦から80年にあたる年でもあります。存命の戦争経験者が少なくなり、「戦争経験を語り継ぐ」「平和への想いをつなぐ」ことが重要なテーマとなってきていますが、そんな中、子どもたちへの想いの架け橋となる作品です。かこさん自身の戦争経験を一人称で語った絵本『秋』と対になる、かこさとしさんの遺作による戦争2部作。『くらげのパポちゃん』はパポちゃん自身のかわいらしさやいろいろと登場する海の生き物で小さい子ものでも入りやすいつくりになっています。

著者紹介

かこ さとし (カコ サトシ)  
1926年、現在の福井県越前市に生まれる。工学博士、技術士(化学)。東京大学工学部卒業後、化学会社に勤務しながら、ボランティアで子どもたちと関わり、『だむのおじさんたち』で絵本作家としてデビュー。科学絵本も含め、著作は600冊以上に及ぶ。菊池寛賞、日本化学会特別功労賞、巖谷小波文芸賞など受賞多数。越前市にかこさとしふるさと絵本館「〓(らく)」、だるまちゃん広場(武生中央公園)がある。2018年5月没
中島 加名 (ナカジマ カメイ)  
1994年、神奈川県藤沢市に生まれる。国際基督教大学教養学部卒、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程中退(文学修士)。野外イベント「ニシニカリシテ」主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)