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ものごころ

出版社名 文藝春秋
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-16-391942-3
4-16-391942-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 194P 20cm

商品内容

要旨

従兄の結婚相手に勉強を教わる僕のかたわらで、ヤゴとメダカが成長する(「はね」)二人の少年が川原で拾った、怪我をした犬の命運は。(「心臓」)子供が飲み込んでしまったスモモの種はいつ出てくるのか。(「種」)―日常の些細な出来事がきらきらと輝きだす、9篇の色あざやかな「子供の世界」。

出版社・メーカーコメント

植物や花、虫やさまざまな生き物が乱舞する、色鮮やかで心躍る「子供の世界」へ!二人の少年が川原で拾った、怪我をした犬の命運は。(「心臓」)子供が飲み込んでしまったスモモの種はいつ出てくるのか。(「種」)「穴」で芥川賞を受賞して以来、独自の小説世界を築いてきた小山田浩子さん。近年では海外に招かれる機会も多く、「日本発のマジックリアリズム」の旗手として注目を集める著者が、言葉の奔流のような文体と、顕微鏡をのぞきこむような高精細な描写で「子供の世界」に挑む9篇。子供の世界へ身体ごとダイブし、子供が見るように世界を見る、唯一無二のカラフルな小説集。

著者紹介

小山田 浩子 (オヤマダ ヒロコ)  
1983年、広島県生まれ。2010年、「工場」で第四十二回新潮新人賞を受賞しデビュー。2013年、『工場』で第三十回織田作之助賞を受賞。2014年、「穴」で第百五十回芥川龍之介賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)