• 本

日本賭博史

ちくま学芸文庫 キ9−3

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-480-51287-1
4-480-51287-X
税込価格 1,210円
頁数・縦 252P 15cm

商品内容

要旨

双六、丁半、花札、富くじ…。賭博は古代より日本社会に存在し、貴族の社交の嗜みとして、武士の陣中の慰みとして、また庶民のエネルギー発散のはけ口として、あらゆる階層の人々を虜にしてきた。本書では、現在もなお残る定番の賭け事から、忘れ去られた昔の流行物、果てはイカサマの技術に至るまでの数々を紙上に再現。権力による禁圧の裏で新たな賭博が次々と生み出されてきた様を、豊富な図版とともに活写する。賭博という人間存在を語るうえで不可欠な現象に着目することで、時代の性格や民衆の感情の新たな側面が見えてくる。類書のないギャンブル日本史。

目次

第一章 賭博史話(賭博の起源
古代の賭博 ほか)
第二章 近世賭博要覧(開帳
江戸サイコロ賭博 ほか)
第三章 明治賭博史(変革期の賭博
競馬 ほか)
第四章 現代賭博論(大正昭和の賭博
競馬・競輪・パチンコ ほか)

出版社・メーカーコメント

双六、丁半、花札、富くじ……いつの時代も賭博は人々を熱中させてきた。数々の賭け事を再現しつつ日本社会を考察したユニークな書。解説 檜垣立哉

著者紹介

紀田 順一郎 (キダ ジュンイチロウ)  
1935年、横浜生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。評論家、作家。近代史、出版論、書誌、言語とコンピュータなどの分野で旺盛な評論活動を展開、推理小説も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)