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サルとジェンダー 動物から考える人間の〈性差〉

出版社名 紀伊國屋書店
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-314-01213-3
4-314-01213-7
税込価格 3,520円
頁数・縦 493P 20cm

商品内容

要旨

はたして「ジェンダーがあるのは人間だけ」か―霊長類の社会的知能研究の第一人者が、性をめぐる論争に風穴を開ける。

目次


第1章 おもちゃが私たちについて語ること:男の子と女の子と他の霊長類の遊び方
第2章 ジェンダー:アイデンティティと自己社会化
第3章 六人の男の子:オランダで姉妹を持たずに育つ
第4章 間違ったメタファー:霊長類の家父長制社会を誇張する
第5章 ボノボの女の連帯:忘れられた類人猿の再考
第6章 性的なシグナル:生殖器から顔、美しさまで
第7章 求愛ゲーム:慎み深い女という神話
第8章 暴力:レイプと謀殺と戦争の犬ども
第9章 アルファオスとアルファメス:優位性と権力との違い
第10章 平和の維持:同性どうしの競争と友情と協力
第11章 養育:母親による子育てと父親による子育て
第12章 同性間のセックス:虹色の旗(レインボーフラッグ)を掲げる動物たち
第13章 二元論の問題点:心と脳と体は一つ

著者紹介

ドゥ・ヴァール,フランス (ドゥヴァール,フランス)   de Waal,Frans
1948年オランダ生まれ。米国科学アカデミー会員。エモリー大学心理学部教授、ヤーキーズ国立霊長類研究センターのリヴィング・リンクス・センター所長、ユトレヒト大学特別教授を歴任。霊長類の社会的知能研究を牽引した世界的科学者であり、その著書は20以上の言語に翻訳されている。2007年に米「タイム」誌の「世界で最も影響力のある100人」、2019年に英「プロスペクト」誌の「世界のトップ思想家50人」の一人に選ばれた。2024年3月逝去
柴田 裕之 (シバタ ヤスシ)  
1959年生まれ。翻訳家。早稲田大学理工学部、アーラム大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)