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うまれることば、しぬことば

集英社文庫 さ21−13

出版社名 集英社
出版年月 2025年2月
ISBNコード 978-4-08-744742-2
4-08-744742-1
税込価格 737円
頁数・縦 281P 16cm

商品内容

要旨

「婚活」を皮切りに始まった○活ブームと人生模様。「陰キャ」と「根暗」の絶妙な違いから見えてくる時代の変化。ネット用語の「映え」と、紫式部や清少納言も使っていた「映え」の共通点。日本社会において黒船的な役割を果たした「セクハラ」…。言葉の生死の現場から見えてくる、日本人の性とは?私たちの“今”と“昔”を掘り下げ、「ことば」の栄枯盛衰をじっくり考察するエッセイ!

目次

「J」の盛衰
「活動」の功と罪
「卒業」からの卒業
「自分らしさ」に疲弊して
「『気づき』をもらいました」
コロナとの「戦い」
「三」の魔力
「黒人の人」と「白人」と
「陰キャ」と「根暗」の違い
「はえ」たり「ばえ」たり
「OL」は進化するのか
「古っ」への戦慄
「本当」の嘘っぽさ
「生きづらさ」のわかりづらさ
「個人的な意見」という免罪符
「ウケ」たくて。
「You」に胸キュン
「ハラスメント」という黒船
「言葉狩り」の獲物と狩人
「寂しさ」というフラジャイル
「ご迷惑」と「ご心配」
「ね」には「ね」を
「だよ」、「のよ」、「です」

出版社・メーカーコメント

陰キャ、根暗、映え、生きづらさ、「気づき」をもらった……あの言葉と言い方はなぜ生まれ、なぜ消えていったのか。「ことば」にまつわるモヤモヤの原因に迫る、ポリコレ時代の日本語論。古典や近代の日本女性の歩みなどに精通した著者が、言葉の変遷をたどり、日本人の意識、社会的背景を掘り下げるエッセイ。以下、章題。・Jの盛衰・「活動」の功と罪・「卒業」からの卒業・ 「自分らしさ」に疲弊して・「『気づき』をもらいました」・ コロナとの「戦い」・「三」の魔力・「黒人の人」と「白人」と・「陰キャ」と「根暗」の違い・「はえ」たり「ばえ」たり・「OL」は進化するのか・「古っ」への戦慄・「本当」の嘘っぽさ・「生きづらさ」のわかりづらさ・「個人的な意見」という免罪符・「ウケ」たくて。・「You」に胸キュン・「ハラスメント」という黒船・「言葉狩り」の獲物と狩人・「寂しさ」というフラジャイル・「ご迷惑」と「ご心配」・「ね」には「ね」を酒井順子さかい・じゅんこ1966年東京生まれ。高校在学中に雑誌にコラムを発表しデビュー。立教大学社会学部卒業後、広告会社での勤務を経て、エッセイ執筆に専念。2004年『負け犬の遠吠え』で講談社エッセイ賞、婦人公論文芸賞をダブル受賞。著書に『泡沫日記』『中年だって生きている』『男尊女子』『家族終了』『消費される階級』『老いを読む 老いを書く』など多数。

著者紹介

酒井 順子 (サカイ ジュンコ)  
1966年、東京都生まれ。高校在学中に雑誌にコラムを発表しデビュー。大学卒業後、広告会社での勤務を経て、エッセイ執筆に専念。2004年『負け犬の遠吠え』で、第20回講談社エッセイ賞、第4回婦人公論文芸賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)