足利尊氏 運命に翻弄された室町幕府の初代将軍
小学館版新学習まんが人物館
出版社名 | 小学館 |
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出版年月 | 2025年3月 |
ISBNコード |
978-4-09-270201-1
(4-09-270201-9) |
税込価格 | 1,210円 |
頁数・縦 | 159P 21cm |
商品内容
要旨 |
鎌倉幕府をほろぼし、後醍醐天皇と対立してしまい、そして室町幕府を開いてしまった、知られざる兄弟の物語―!! |
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目次 |
序章 宿命の子 |
出版社・メーカーコメント
知られざる兄弟愛と室町幕府の草創秘話! 室町幕府の初代征夷大将軍・足利尊氏は、鎌倉幕府の源頼朝や江戸幕府の徳川家康とならぶ、3つの武家政権の創始者のひとりです。鎌倉幕府の御家人(将軍に仕える武士)でありながら反旗をひるがえして滅亡に追い込み、その後仕えた後醍醐天皇とも対立して室町幕府を打ち立てました。その姿は、新しい武士の世を築いた「英雄」とも、裏切りに裏切りを重ねた「大逆賊」ともいわれ、日本史上もっとも評価のわかれる人物ともいわれます。さらに、尊氏の人物像も長らく“なぞ”とされてきました。たとえば、後醍醐天皇と対決する姿勢を見せたかと思えば、いざというときに戦いをさけて出家(引退)の意志を表明するなど、行動に一貫性がなかったのです。あまりにも不可解な行動をとることから、かつて研究者のあいだでは「尊氏は躁鬱病」という説が出されたことがありました。ところが、近年では研究が進み、従来の“なぞ”が解き明かされつつあります。尊氏の不可解な行動の理由は、たったひとりの弟・直義の存在がポイントになることがわかってきたのです。これまであまり知られてこなかった尊氏の実像について、最新研究をもとにまんがでくわしく描きます。 【編集担当からのおすすめ情報】 この本の監修は、足利尊氏・直義研究の第一人者で、著書『観応の擾乱 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い』が10万部を超えるベストセラーとなった亀田俊和氏。軍記物語の『太平記』によって“創作”された南北朝時代の歴史像を一次史料をもとに克服し、足利尊氏らの実像を次々と明らかにしています。