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世田谷みどり助産院

光文社文庫 い69−1

出版社名 光文社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-334-10568-6
4-334-10568-8
税込価格 792円
頁数・縦 301P 16cm
シリーズ名 世田谷みどり助産院

NetGalley 会員レビュー

レビュアー

おすすめ度おすすめ度★5

おっぱい(授乳関係)に悩むお母さんたちのお話し。世の中のお母さんたちの繊細な悩み、子供のご飯となるおっぱいでこんなにたくさん悩むこと。たくさん勉強になりました。出てくるキャラクターはみんな頑張り屋さんで、子供のことを第一に考えていて、悩みに悩んでみどり助産院に駆けこむ様子には涙があふれて止まりませんでした。世の中のお母さんの明るい希望になれるような作品だと思いました。

メディア関係者

おすすめ度おすすめ度★4

産後の授乳で悩む女性を助けてくれる「世田谷みどり助産院」そこは出産などは扱わず、専門の助産師が母乳に悩む女性を助けている。母乳に悩むだけではなく、産後うつ、赤ん坊への接し方が掴めないなど、さまざまな悩みを持った女性が訪れる。おっぱい先生はもちろん母乳に関するプロであるのと同時に、子育てのカウンセラーでもある。一人一人の子育ての悩みにていねいに寄り添ってくれる子育てのゴッドマザーだ。子供はもう大きくなってしまったので、子育てに戸惑ったのも遠い思い出だ。しかしその頃のことを懐かしく思い出した。実際に「母乳外来」はけっこう増えているようだ。まさに現代ならでは、大切な医療機関だと感じる。

図書館関係者

おすすめ度おすすめ度★5

子どもを産んだばかりの4人の新米ママさんのお話。そんな4人のママたちが『おっぱい先生』と出会って、授乳の悩みを解消して本当に大切なことに気付き、向き合い新米ママとして成長していく様子が生き生きと描かれています。本のなかで新米ママに優しくそして厳しく寄り添うおっぱい先生。彼女みたいな先生にわたしも出会いたかったと思いながら読みました。頼れるものは全部使って、体を休めるお母さんが健康じゃないと赤ちゃんは1日たりとも生きられない.... おっぱい先生の言葉が心に染みます。妊娠中の方、家族にも読んでもらいたい本。

上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ)

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商品内容

要旨

緑の庭に、今日も赤ちゃんの泣き声が響く。ここは、出産補助を行わない母乳外来専門の助産院。授乳に関して母と子をサポートする現場だ。院長の律子は、母親たちの身体をほぐし、心に触れ、その痛みを癒していく―。子育ては、だれだって思い通りにはいかない。子を産み育てる人に、孤独を抱える人に、そしてそれを支えるすべての人々に贈る、心澄み渡る感動作。

出版社・メーカーコメント

世田谷線上町駅近くにあるみどり助産院。母親たちを出迎えるのは「母乳外来」の専門家である律子先生だ。授乳に悩みを抱える女性たちに律子先生は毎日、全力で向き合い続ける。そして母親たちは律子先生と出会い、子を守り、生きる力を取り戻していく。知られざる「母乳外来」専門の助産院を舞台にした、育児の孤独を打ち破る希望に満ちた物語。シリーズ2か月連続刊行第1弾。(『おっぱい先生』改題)

著者紹介

泉 ゆたか (イズミ ユタカ)  
1982年神奈川県逗子市生まれ。早稲田大学卒業、同大学院修士課程修了。2016年に『お師匠さま、整いました!』で第11回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。’19年に『髪結百花』が第8回日本歴史時代作家協会賞新人賞、第2回細谷正充賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)