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音盤の来歴 針を落とす日々

出版社名 晶文社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-7949-7463-1
4-7949-7463-9
税込価格 1,980円
頁数・縦 237P 19cm

商品内容

要旨

アメリカで神学と人類学を学び、自分のVOICEを探す日々の裏で、心の支えとなった音楽があった。ブルーズ、ジャズ、ロック、ソウル…いまも保持する愛着の深い音盤群と、ニューヨークで、ノースカロライナで、そして沖縄で出会った心やさしき人々との交流をもとに語る生活の記録。ガザで、ウクライナで虐殺が続くなか、音楽はシェルターとなりうるか?若き神学・人類学者による、世界の片隅からの祈りにも似たメッセージ。

目次

side A(アラン・トゥーサンと過去をかたわらに寄せることの勇気について
ライ・クーダーとチャイナタウンのアパートの屋上から見えた月
レオン・レッドボーンと初めてのレコードプレイヤー
メイヴィス・ステイプルズを聴きに501に背を向ける
ハービー・ハンコックとアメリカで車を売ること
ドニー・フリッツと自由の瞬間
ビートマスとレコードのないクリスマス)
side B(ドクターQが教えてくれたり、教えてくれなかったりしたいくつかのこと
『アメイジング・グレイス』を探して
フランシスコのサンクチュアリ
黒いキリスト、メアリー・ルー・ウィリアムスを記念して
豚と詩人
レコードにまつわる抜き書きのアーカイヴ、あるいは百年目のボールドウィンへ
細野晴臣を聴いていた夜のこと
クラシックでしまくとぅば
ドン・コヴェイがシャウトする朝)

著者紹介

榎本 空 (エノモト ソラ)  
1988年、滋賀県生まれ。沖縄県伊江島で育つ。同志社大学神学部修士課程修了。台湾・長栄大学留学中、C・S・ソンに師事。米・ユニオン神学校S.T.M修了。文筆家、翻訳家。伊江島の土地闘争とその記憶について研究している。『母を失うこと』で第十回日本翻訳大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)