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マリコにもほどがある!

出版社名 文藝春秋
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-16-391953-9
4-16-391953-8
税込価格 1,650円
頁数・縦 254P 19cm

商品内容

要旨

日大の後輩・北口榛花選手の活躍、宮中の縁談を描いた『皇后は闘うことにした』上梓。理事長に就いて2年半。忙しさも何のその、すべて楽しむのがマリコ流。けれど古希を前に、マリコの心は千々に乱れる―。「週刊文春」人気エッセイ、堂々の42年目に突入!

目次

自慢ですが
篠山さんのこと
寒い!
腹が立つ
動き出した
日本女性の未来
有名な人
故郷の鮨
ウィ・アー・ザ・ワールド
不適切な時代
古来まれなり
イッペイさんへ
心と精神
続いている
高知愛プラス
暖簾
ゴールデンウィーク
見出しについて
言葉は、弱くて強い
ベルトコンベア〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

勤め人となり2年半。やっぱりマリコは忙しい。三が日は大手町へゆき、沿道から駅伝の応援だ。4年ぶりの出場となった日大へ向け学生たちと校歌を歌ううち、アンカーが目の前に。声を揃えてその名を叫べば、思わず目頭が熱くなる。ああ、若いというのはこういうことなんだ。 かくいうマリコ、今年古希を迎えるのである。還暦の時はよかった。まだイケるじゃん、内心そう思っていた。だが、70なのである。あくせく働くのはやめようか、年金をもらってなんとか暮らしていくか。誕生日を前に、マリコの心は千々に乱れる。 がーー。編集者たちとの会で思わぬサプライズが。お手製”マリコ・フラッグ”振り振り、某ミュージシャンの演奏にあわせたバースデーソングの合唱に、マリコ、思わずまたホロリ。勤め人となってから、まったく小説を書けていなかった。それでも期待してくれる人がいる。もうひと頑張り、書かなきゃ。理事長仕事の傍ら、長い休みには原稿用紙に向かう。長年の習性とは不思議なもので、ブランクもなんのその、すらすら書ける! 嬉しかったなあ。 そんなこんなでマリコ、まだまだ頑張ります。「週刊文春」の人気ご長寿連載エッセイ、堂々の36巻!

著者紹介

林 真理子 (ハヤシ マリコ)  
1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍。82年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーとなる。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞を受賞。95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞、2013年『アスクレピオスの愛人』で第20回島清恋愛文学賞を受賞。現代小説、歴史小説、エッセイと、常に鋭い批評性を持った幅広い作風で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)