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憑き狂い 現代怪談アンソロジー

竹書房怪談文庫 HO−718

出版社名 竹書房
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-8019-4463-3
4-8019-4463-9
税込価格 803円
頁数・縦 220P 15cm

商品内容

要旨

拝み屋が手掛けた、とある憑き物祓いの生々しい顛末「実録憑依譚」(郷内心瞳)、人に寄生し乗っ取る都会の怪奇譚「ヤドカリとヒトカリ」(岩井志麻子)、仕事の同僚にいきなり言われた不条理な苦情「おれ憑き」(蛙坂須美)、幼い頃、女子寮に棲むものに魅入られたか…「高専の寮」(響洋平)、惚れた女に言われて実行した悲劇「蛇憑き」(神薫)、スリを生業にする男が巻き込まれた怪異譚「剃刀憑き」(雨宮淳司)、都会からの移住者家族に起きた災難のわけ「穴二つ」(牛抱せん夏)ほか、Cocoやクダマツヒロシや冨士玉目など10名のベテラン&新進気鋭たちが綴る憑き物だらけの一冊!

目次

蛙坂須美(おれ憑き
犬壺騒動
餓鬼湯)
クダマツヒロシ(犬として生きる
獅子舞
ストーンヘンジ
長靴)
冨士玉目(フジミくん
にげろ
わたしはわたし
神社にて)
響洋平(集落の掟
高専の寮)
神薫(蛇憑き
気持ちのいい部屋
死んでも読みたい
赤ちゃん人形
嫌煙家)
雨宮淳司(剃刀憑き)
牛抱せん夏(穴二つ
母のハイヒール
立ち人形)
Coco(憑依型アクター
狂い咲き
犬神憑き?
石櫃
狐の祠)
岩井志麻子(ヤドカリとヒトカリ
永遠の短い眠り
虎になったおじいちゃん
緑のショコラおじさん
人豚小屋)
郷内心瞳(実録憑依譚)

出版社・メーカーコメント

街に巣食い人々に取り憑く怨霊の恐怖…。岩井志麻子を筆頭に数多の怪異を覗く書き手が集う、憑き物に纏わる現代怪奇オムニバス

著者紹介

岩井 志麻子 (イワイ シマコ)  
岡山県生まれ。1999年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。同作を収録した短篇集『ぼっけえ、きょうてえ』で第13回山本周五郎賞を受賞
蛙坂 須美 (アサカ スミ)  
Webを中心に実話怪談を発表し続け、共著作『瞬殺怪談 鬼幽』でデビュー。国内外の文学に精通し、文芸誌への寄稿など枠にとらわれない活動を展開している
雨宮 淳司 (アメミヤ ジュンジ)  
医療に従事する傍ら、趣味で実話怪談を蒐集する。『恐怖箱 怪医』で単著デビュー、続く『恐怖箱 怪癒』『恐怖箱 怪病』で病院怪談三部作を完結させた
牛抱 せん夏 (ウシダキ センカ)  
怪談師。現代怪談、古典怪談、こども向けのお話会まで幅広い演目を披露する
クダマツ ヒロシ (クダマツ ヒロシ)  
兵庫県神戸市出身。兄の影響でオカルトや怪談に興味を持ち、幼少期から現在に至るまで怪談蒐集をライフワークとしている。2021年から怪談を語る活動を開始
郷内 心瞳 (ゴウナイ シンドウ)  
宮城県出身。郷里の先達に師事し、2002年に拝み屋を開業。2014年に『拝み屋郷内 怪談始末』で単著デビュー
Coco (COCO)  
京都府出身。怪談師兼ホラープランナー。京都怨霊館」「大阪都市伝説 赤い女」などお化け屋敷をプロデュース
神 薫 (ジン カオル)  
現役の眼科医。『怪談女医 閉鎖病棟奇譚』で単著デビュー
響 洋平 (ヒビキ ヨウヘイ)  
京都府出身。クラブDJ・ターンテーブリスト・怪談蒐集家
冨士 玉目 (フジ タマメ)  
怪談蒐集家。普段はサラリーマン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)