• 本

伊藤忠商人の心得

新潮新書 1082

出版社名 新潮社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-10-611082-5
4-10-611082-2
税込価格 946円
頁数・縦 191P 18cm

書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍

要旨

ウォーレン・バフェット氏は数年前から日本の総合商社に注目し、大手5社に大規模な投資を行っている。その5社の中でも勢いが目立つのが伊藤忠商事だ。純利益では三菱商事、三井物産に及ばないものの、2025年2月の時価総額では業界トップ。就職人気ランキングでも上位の常連である。同社の強さはどこから来るのか。本書では、伊藤忠商事の現会長兼CEOを務める岡藤正広氏を中心に、2021年から社長COOを務める石井敬太氏など要人の言葉を集約。そこから、伊藤忠ならではの「商売」「ビジネス」における考え方や戦略のエッセンスを導き出している。伊藤忠のルーツには近江商人の「三方よし」という考え方がある。「売り手や買い手だけでなく、世間にもよい」という意味がよく知られているが、岡藤氏の実践してきた軌跡からは少し違う意味が見出だせるようだ。著者はノンフィクション作家。著書に『サービスの達人たち』『トヨタ 現場の「オヤジ」たち』(共に新潮社)、『警察庁長官』(朝日新書)、『スバル』『海を渡った7人の侍』(共にプレジデント社)など多数。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2025年5月27日]

商品内容

要旨

かつて総合商社万年4位だった伊藤忠は、2021年には純利益、株価、時価総額の3つの指標で業界トップになった。いまや大学生の就職人気ランキングでも上位の常連である。この躍進の背景には、創業者・伊藤忠兵衛から当代の岡藤正広CEOまで、脈々と受け継がれてきた「近江商人のDNA」がある。「商人は水」「三方よし」「人格者を重用するな」など、最強企業のユニークな「商人道」を経営者の言葉から解剖する。

目次

第1章 稼ぐ言葉(「か・け・ふ」の生みの親
つらい時でも真面目に仕事する ほか)
第2章 近江商人の言葉(三方よし
自分だけを起点にして商売を考えない ほか)
第3章 口に出さない言葉(外部環境を言い訳にしない
難しい言葉でしゃべらない、難解な文章は書かない ほか)
第4章 働き方の言葉(自分の今の仕事を疑う
村の祭り酒 ほか)

出版社・メーカーコメント

かつて総合商社万年4位だった伊藤忠は、2021年には純利益、株価、時価総額の3つの指標で業界トップになった。いまや大学生の就職人気ランキングでも上位の常連である。この躍進の背景には、創業者・伊藤忠兵衛から当代の岡藤正広CEOまで、脈々と受け継がれてきた「近江商人のDNA」がある。「商人は水」「三方よし」「人格者を重用するな」など、最強企業のユニークな「商人道」を経営者の言葉から解剖する。

著者紹介

野地 秩嘉 (ノジ ツネヨシ)  
1957年生まれ。ノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)