• 本

小説を書くということ

中公文庫 つ3−31

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-12-207632-7
4-12-207632-3
税込価格 1,100円
頁数・縦 296P 16cm

商品内容

要旨

直観的に掴んだ全体の真実を生きた形のまま定着するために、小説家は、フィクションというものを使うのです―作家志望者に向けた講座(「言葉の箱」)、フィクション論から自作歴史小説での史料活用法まで。貧血化し機能化する散文に対する、豊饒な文学世界の実現へと誘う創作講義。文庫オリジナル。

目次

言葉の箱(小説の魅力
小説における言葉
小説とは何か)
フィクションの必然性(「語り」と小説の間
小説家への道
小説家としての生き方)
なぜ歴史を題材にするのか(『春の戴冠』をめぐって
歴史小説を書く姿勢)

出版社・メーカーコメント

作家志望に向けた講座「言葉の箱」、フィクション論、歴史小説の史料活用法まで。豊饒な文学世界の実現へ誘う創作論。〈あとがき〉辻佐保子〈解説〉中条省平

著者紹介

辻 邦生 (ツジ クニオ)  
1925(大正14)年、東京生まれ。東京大学仏文科卒業。63年「廻廊にて」で第四回近代文学賞、68年『安土往還記』で芸術選奨新人賞、72年『背教者ユリアヌス』で第一四回毎日芸術賞、95年『西行花伝』で第三一回谷崎潤一郎賞受賞。99(平成11)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)