• 本

春のこわいもの

新潮文庫 か−64−5

出版社名 新潮社
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-10-138865-6
4-10-138865-2
税込価格 605円
頁数・縦 222P 16cm

商品内容

要旨

世界が一変してしまったあの春、私たちは見てはいけないものを覗きこんでしまった―。持てる者と持たざる者をめぐる残酷なほんとう。死を前にして振り返る誰にも言えない秘密。匿名の悪意が引き起こした取りかえしのつかない悲劇。正当化されてゆく暴力的な衝動。心の奥底にしまい込んだある罪の記憶。ふとしたできごとが、日常を悪夢のように変貌させていく。不穏にして甘美な六つの物語。

出版社・メーカーコメント

世界が一変してしまったあの春、私たちは見てはいけないものを覗きこんでしまったーー。持てる者と持たざる者をめぐる残酷なほんとう。死を前にして振り返る誰にも言えない秘密。匿名の悪意が引き起こした取りかえしのつかない悲劇。正当化されてゆく暴力的な衝動。心の奥底にしまい込んだある罪の記憶。ふとしたできごとが、日常を悪夢のように変貌させていく。不穏にして甘美な六つの物語。

著者紹介

川上 未映子 (カワカミ ミエコ)  
大阪府生れ。2008(平成20)年、『乳と卵』で芥川賞、’09年、詩集『先端で、さすわさされるわそらええわ』で中原中也賞、’10年、『ヘヴン』で芸術選奨文部科学大臣新人賞および紫式部文学賞、’13年、詩集『水瓶』で高見順賞、『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞、’16年、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞をそれぞれ受賞。’19(令和元)年、『夏物語』で毎日出版文化賞を受賞。本書は海外でもベストセラーになる。『ヘヴン』の英訳は’22年、ブッカー国際賞最終候補に選出された。’23年、『すべて真夜中の恋人たち』が全米批評家協会賞最終ノミネート作品となる。’24年、『黄色い家』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)