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治安維持法一〇〇年 「新しい戦中」にしないために

出版社名 大月書店
出版年月 2025年3月
ISBNコード 978-4-272-51019-1
4-272-51019-3
税込価格 2,420円
頁数・縦 221,5P 19cm

商品内容

要旨

人びとと社会から何を奪い、何をもたらしたのか?「新しい戦前」状態の現在に警鐘を鳴らす。社会運動や思想・言論の自由を弾圧し、戦争に反対する声を圧殺した治安維持法。その実態を教育・思想に焦点をあてて描き、日本国内より朝鮮・台湾・「満洲国」で苛烈に運用された問題も提示する。

目次

第1章 治安維持法とは何だったのか(戦前の治安維持法体制―植民地朝鮮・台湾、「満洲国」における運用を視野に)
第2章 治安維持法に抗した人びとを語り継ぐ―教育・思想の自由をめぐって(京都学連事件―治安維持法国内最初の適用事件
長野県「二・四事件」―「教員赤化事件」という攻撃に抗して ほか)
第3章 治安維持法は今も生きている(戦後、治安維持法体制の断絶と連続
権力犯罪を告発した「横浜事件」再審と国家賠償請求 ほか)
第4章 治安維持法はどう教えられているか(平和に向けて教員と生徒はどう語り合うか―治安維持法に関するある議論から
絵を描いただけで罪になるのか?―治安維持法の変遷に注目して ほか)

著者紹介

荻野 富士夫 (オギノ フジオ)  
1953年生まれ。小樽商科大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)