偽葬家の一族
角川文庫 き49−11
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2025年4月 |
ISBNコード |
978-4-04-116045-9
(4-04-116045-6) |
税込価格 | 770円 |
頁数・縦 | 227P 15cm |
商品内容
要旨 |
天涯孤独の青年、恭二は困窮の末に怪しい闇バイトに手を出し、山で怪異に生き埋めにされてしまう。恭二を弟と呼ぶ謎の男女、柊一と三沙に助けられるが、霊柩車に乗せられ連れて行かれた屋敷では、異様な喪服姿の集団が待ち受けていた。彼ら―平阪家は正体不明の怪異を偽の家族と物語によって弔い祓う「偽葬」を行う者たち。才能を認められた恭二は、生きるために仕方なく彼ら家族の次男役として怪異に立ち向かうことに…。 |
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出版社・メーカーコメント
幼い頃に家族バラバラになり、親代わりの祖母とも死に別れた天涯孤独の青年・出淵恭二は、生活に困窮し、山で穴を掘るだけで日当十万円というバイトに参加する。だが、突風と共に現れた「ナニカ」によって、土中に生き埋めにされてしまう。酸欠で意識も朦朧とし、死を意識したそのとき−−穴の上から恭二を覗く、喪服姿の奇妙な若い男女に助けられる。全く似ていないが兄妹らしき2人は、なぜか初対面のはずの恭二を「弟」と呼び、強引に彼ら“平阪家”の一族が住まう家へと連れていく。そこには、恭二の「祖父母」と「父母」だという、全く見知らぬ怪しげな人々が待ち受けていた。彼らは疑似家族の形をとり、由縁不明の怪異に、偽の由来や物語をつけて葬ることを生業とする集団−−偽葬家だった。恭二は生きるために仕方なく、平阪家の一員、次男として怪異に対峙し、偽葬を行っていくことに。謎めいた平阪家の人々が抱える過去、そしてラストで明かされる驚愕の秘密とは。大好評ホラーエンタメ「領怪神犯」シリーズの著者が満を持して贈る、新たな家族と兄弟の物語!