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戦国史のミカタ

祥伝社新書 713

出版社名 祥伝社
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-396-11713-9
4-396-11713-2
税込価格 1,034円
頁数・縦 233P 18cm

商品内容

要旨

織田信長が認めた「こっち側」の人間。研究者でもわからない!豊臣秀吉の真意。満天姫〜忠節を尽くすのは実家か、婚家か?…ほか。これが僕の見方です。戦国時代という、激動が織りなす歴史の醍醐味を実感してください。

目次

第一章 合戦(戦国時代、いつも戦争してたの?
軍勢と政治権力の関係 ほか)
第二章 天下人(研究者でもわからない!豊臣秀吉の真意
秀吉の親族、その盛衰 ほか)
第三章 家康の家臣操縦術(家康と十六将
南光坊天海の謎 ほか)
第四章 戦国女性(満天姫〜忠節を尽くすのは実家か、婚家か?
立花〓千代〜女城主、かつ名将の妻 ほか)

出版社・メーカーコメント

見方を変えることで、見えてくるもの 日本史における激動の時代であり、人物が躍動した戦国期を、「合戦」「天下人」「家康の家臣操縦術」「戦国女性」の4テーマに分け、著者独自のミカタ(見方)で読み解いていく。たとえば――織田信長は、命をかけて死に立ち向かった者だけを認めた。どんなに有能でも、戦場で成果を残せなかった者、戦死してしまった者は「こっち側」に来られなかった者として認めなかった。ここに、信長の死生観と家臣評価の特徴がある。いっぽう、豊臣秀吉の家臣評価は文官優位。武将といえどもデスクワークができない者は評価しなかった――。見方を変えると、新たなおもしろさが発見できる!本書は、産経新聞の連載「本郷和人の日本史ナナメ読み」(2023年1月5日〜2024年3月14日。現在は終了)をテーマごとに再構成して加筆修正し、新章・新原稿を加えたものです。(以下、目次より)●それほど兵力差はなかった!? 桶狭間の戦い●羽柴秀吉の機動力〜中国大返しと美濃大返し●関ヶ原の戦いの本質〜石田三成の幻の防衛ライン●秀吉の親族、その盛衰●豊臣秀長ありせば……●なぜ家康は天下を取れたのか●家康の信仰〜「東照」と「日光」の謎●石川数正の出奔、本当の理由●南光坊天海の謎●四天王・本多忠勝〜単なる軍事指揮官に非ず●四天王・酒井忠次〜二つの酒井家●平岩親吉〜家康が育んだ友情●立花ぎん千代〜女城主、かつ名将の妻●細川ガラシャ〜その行為は自殺か、否か?●山内一豊の妻〜出世する家庭の共通項

著者紹介

本郷 和人 (ホンゴウ カズト)  
東京大学史料編纂所教授、博士(文学)。1960年、東京都生まれ。1983年、東京大学文学部卒業。1988年、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。同年、東京大学史料編纂所に入所、『大日本史料』第5編の編纂にあたる。東京大学大学院情報学環准教授を経て、現職。専門は中世政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)