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怪異・妖怪学コレクション 1

怪異・妖怪とは何か

出版社名 河出書房新社
出版年月 2025年4月
ISBNコード 978-4-309-71481-3
4-309-71481-1
税込価格 3,300円
頁数・縦 344P 20cm
シリーズ名 怪異・妖怪学コレクション

商品内容

要旨

妖怪の定義、多様化する方法論、グローバルな比較研究…怪異・妖怪研究、新時代へ。飛躍的な進展を遂げ、人文学の新領野としての地位を確立―これからの研究に不可欠な論考を集成した特選アンソロジー。

目次

総論 怪異・妖怪とは何か(廣田龍平
安井眞奈美)
1 妖怪概念の深化と転回(怪異・妖怪とはなにか(小松和彦)
モノ化するコト―怪異と妖怪を巡る妄想(京極夏彦)
妖怪の、一つではない複数の存在論―妖怪研究における存在論的前提についての批判的検討(廣田龍平)
畏怖の保存―情感の共有を考えるための一試論(後藤晴子)
柳田國男の妖怪研究―「共同幻覚」を中心に(香川雅信))
2 多様化する妖怪へのアプローチ(目の想像力/耳の想像力―語彙研究の可能性(山田厳子)
怪音と妖怪―聴覚と怪異現象(常光徹)
妖怪・怪異に狙われやすい日本人の身体部位(安井眞奈美)
「妖怪」という問いかけ―調査地における応答の諸相をめぐる研究ノート(藤坂彰子))
3 グローバルな比較妖怪学へ(妖怪を翻訳する(マイケル・ディラン・フォスター)
韓国の「ドッケビ」の視覚イメージの形成過程―植民地時代を中心に、日本の「オニ」との比較を手がかりとして(朴美〓)
自然界と想像界のあわいにある驚異と怪異(山中由里子)
怪物(ヤスミン・ムシャーバシュ)(廣田龍平訳))

出版社・メーカーコメント

妖怪の定義、多様化する方法論、グローバルな比較研究……怪異・妖怪研究、新時代へ。飛躍的な進展を遂げ、人文学の新領野としての地位を確立――これからの研究に不可欠な論考を集成した特選アンソロジー!

著者紹介

小松 和彦 (コマツ カズヒコ)  
国際日本文化研究センター名誉教授。専門は文化人類学、民俗学。長年、日本の怪異・妖怪研究を牽引してきた
廣田 龍平 (ヒロタ リュウヘイ)  
大東文化大学助教。専門は文化人類学、民俗学。博士(文学)
安井 眞奈美 (ヤスイ マナミ)  
国際日本文化研究センター研究部教授。専門は文化人類学、民俗学。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)