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東海道綺譚 時代小説傑作選

ちくま文庫 ほ28−2

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-480-44034-1
4-480-44034-8
税込価格 902円
頁数・縦 305P 15cm

商品内容

要旨

北品川宿で「祟り柳」を擁し繁盛する旅籠「柳屋」。その祠を主人の吉兵衛が打ち壊したところ襲い掛かる数々の災厄の真相とは(「柳女」)。小間物商伊勢屋の若夫婦が箱根への湯治旅の帰途、戸塚で雨に降られ足止めに遭う。相部屋の老女が語る身の毛もよだつ儀式とは(「ばんば憑き」)。御江戸日本橋を振り出しに、品川宿、箱根の関を越え、岡崎、四日市、京都までを辿る6つの旅。

出版社・メーカーコメント

御江戸日本橋から品川宿、戸塚、箱根の関を越え、岡崎、四日市、京都まで。旅情と怪異を道連れに、道中どうかお気をつけて。豪華時代アンソロジー。

著者紹介

細谷 正充 (ホソヤ マサミツ)  
1963年埼玉県行田市生まれ。文芸評論家。編者として時代・歴史小説の文庫アンソロジーを多数編んでいる
菊地 秀行 (キクチ ヒデユキ)  
千葉県銚子市生まれ。外谷さん愛好家。1982年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。多数のヒットシリーズを生み出し、ノベルス界に超伝奇小説ブームを巻き起こす。また熱心なシネフィル(映画通)としても知られる
京極 夏彦 (キョウゴク ナツヒコ)  
1963年北海道生まれ。94年『姑獲鳥の夏』でデビュー。同作を含む〈百鬼夜行〉シリーズで人気を博す。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。その後も泉鏡花文学賞、山本周五郎賞、直木三十五賞、柴田錬三郎賞、吉川英治文学賞を受賞
澤田 瞳子 (サワダ トウコ)  
1977年京都府生まれ。2010年に『孤鷹の天』でデビュー、同作で中山義秀文学賞、13年『満つる月の如し 仏師・定朝』で新田次郎文学賞、16年『若冲』で親鸞賞、20年『駆け入りの寺』で舟橋聖一文学賞、21年『星落ちて、なお』で直木三十五賞を受賞
永井 紗耶子 (ナガイ サヤコ)  
1977年神奈川県出身。新聞記者・フリーライターを経て2010年「絡繰り心中」で小学館文庫小説賞を受賞しデビュー。20年『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』で新田次郎文学賞・細谷正充賞・本屋が選ぶ時代小説大賞、23年『木挽町のあだ討ち』で山本周五郎賞・直木三十五賞を受賞
宮部 みゆき (ミヤベ ミユキ)  
1960年東京都生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。『火車』で山本周五郎賞、『理由』で直木三十五賞、『名もなき毒』で吉川英治文学賞、ほか多数の文学賞を受賞
山田 風太郎 (ヤマダ フウタロウ)  
1922年兵庫県生まれ。『甲賀忍法帖』『くノ一忍法帖』などで忍法帖ブームを巻き起こす。『眼中の悪魔』及び『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞(現日本推理作家協会賞)短編賞受賞。97年菊池寛賞を受賞。2001年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)