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昭和の消えた仕事物語

角川ソフィア文庫 J134−2

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-04-400861-1
4-04-400861-2
税込価格 1,320円
頁数・縦 313P 15cm

商品内容

要旨

効率や合理性が重視され、あらゆる職業でシステム化が加速する現代。一方、昭和の時代を支えた昔ながらの商い、手仕事や職人たちが、姿を消していった。炭焼、三助、チャンバラ、行商、紙芝居屋…変化とともに、私たちは人間同士のかかわりや温もりを失ってはいないだろうか。約120の職に就き昭和を生き抜いた放浪詩人高木護の生涯を軸に、消えゆく仕事と携わる人々の姿、今なお現場を守り続ける職人の思いとドラマを描き出す。

目次

第一章 放浪詩人の仕事(終戦直後
放浪生活の始まり
福岡県久留米市 ほか)
第二章 戦後失われた仕事([製造]ものを作る
[修理業]ものを直す
[商業]ものを売る、卸す、交易する ほか)
第三章 今も生き続ける昭和の仕事師たち(ポン菓子 吉村利子
竹細工 桑原竹細工店
手漉き和紙 宮田寛 ほか)

出版社・メーカーコメント

昭和期の高度経済成長を経て、庶民のさまざまな仕事が姿を消した。それらが現代に語りかけるものは何かーー。一人の放浪詩人の人生と、仕事師たちの声を辿りながら、昭和という時代の精神と本質を見つめる。

著者紹介

澤宮 優 (サワミヤ ユウ)  
ノンフィクション作家。1964年、熊本県生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業、早稲田大学第二文学部日本文学専修卒業。昭和をテーマにした作品を多く執筆。文化財保存全国協議会会員、肥後考古学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)