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茶会のお弁当 季節を彩る点心の趣向と献立

出版社名 誠文堂新光社
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-416-62399-2
4-416-62399-2
税込価格 3,520円
頁数・縦 191P 26cm

商品内容

要旨

炉開きから始まる20の茶会に寄り添う20の点心を弁当の形で。茶道会館の北見宗幸氏が監修し、茶事や茶会の席で静かに供される「山里/喜多見」の味を手がける岡哲夫氏が、ひと品ひと品を丁寧に紹介します。四季の移ろいを映す折詰には、主役である一碗の茶を引き立てる、静かで豊かな味わいが込められています。亭主の心づかいがにじむ点心に、茶の湯の情趣が重なり、ひと折ごとに季節の風情が映し出されます。

目次

霜月―睦月(炉開
紅葉狩 ほか)
如月―卯月(節分
稲荷 ほか)
皐月―文月(初風炉
端午 ほか)
葉月―神無月(夕涼み
重陽 ほか)

出版社・メーカーコメント

あの茶道会館「山里」の点心と趣向、その作り方を記録した初めての書が、いよいよ発売! 点心とは定められた食事と食事との間の一時の空腹をいやすための少量の食物を指します。茶事・茶会の場合、本来は懐石料理が供されますが、大寄せの茶会では懐石料理を簡素化し、お弁当(点心)が出されます。懐石料理のコンパクト版とも言えますが、目にも美しく季節感があり、茶会のテーマに沿った趣向が凝らされたとても楽しいひと箱の料理です。また懐石料理ほど重々しくなく、ひと箱で旬や茶事のルールなど奥深い世界を表現したものとも言えます。 本書は、懐石料理に定評がある茶道会館「山里」の点心と趣向、その作り方を紹介した書籍です。点心ならではの「冷めてもおいしい」味は、プロの料理人も一目置いています。また、伝統的な日本の季節の行事を追うのも本企画の特徴です。これまで茶会のお弁当に特化した本は少なく、「山里」に行かないと食べられないレシピが世に出ることを待ち望む声は多いです。 茶道会館の秘蔵の茶会点心でありつつ、お弁当という形態であることもあり、茶道に関わる人、さらに仕出し弁当を作る日本料理の料理人などが購入したくなる必見の書です。

著者紹介

岡 哲夫 (オカ テツオ)  
茶道会館「山里/喜多見」。調理師学校を経て、有楽町にあった料亭「胡蝶」で修業を始める。日本料理「喜多見」の開店に伴い、店に入る。1985年から料理長に。現在の「山里」に至る
北見 宗幸 (キタミ ソウコウ)  
茶道会館。一般社団法人茶道文化振興会理事長。裏千家茶道教授。茶道文化の普及に努め、各地で茶道指導を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)