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一銭五厘たちの横丁

ちくま文庫 こ59−1

出版社名 筑摩書房
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-480-44039-6
4-480-44039-9
税込価格 1,100円
頁数・縦 281P 15cm

商品内容

要旨

戦後30年を前にした東京・台東区の下町で、著者は、戦時中に桑原甲子雄により撮られた「氏名不詳」の人びとを探して、ひたすら露地を歩き、家の戸をたたいた。そうして探し当てた彼らが語ったのは、戦場と横丁、それぞれに降りかかった「戦争」だった。写真の留守家族たち、一銭五厘のハガキで出征した横丁の兵士たちの戦中・戦後を記録したルポルタージュの名著。

出版社・メーカーコメント

桑原甲子雄が撮影した留守家族たち、出征してその写真を受け取った横丁の兵士たちの戦中・戦後を記録した傑作ルポ。解説 鶴見俊輔/児玉也一

著者紹介

児玉 隆也 (コダマ タカヤ)  
1937‐75年。ルポライター。兵庫県生まれ。60年、早稲田大学卒業後に光文社入社。『女性自身』編集部を経て72年よりフリーに。『文藝春秋』1974年11月号に発表した「淋しき越山会の女王」は田中角栄首相退陣の契機となり、文藝春秋読者賞を受賞。また本書『一銭五厘たちの横丁』は死後、日本エッセイスト・クラブ賞を受賞した
桑原 甲子雄 (クワバラ キネオ)  
1913‐2007年。写真家。東京市下谷区車坂(現・台東区東上野)生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)