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弱虫ハムスターは夏の神様の夢を見る

ことのは文庫

出版社名 マイクロマガジン社
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-86716-775-5
4-86716-775-4
税込価格 781円
頁数・縦 255P 15cm

NetGalley 会員レビュー

書店関係者

おすすめ度おすすめ度★5

どのページにも夏のキラキラした日差しのようなときめきが溢れてます。この気持ち、恋と呼ばずして何と言うの!!と微笑みなから読み進めてました。気弱な紬ちゃんは憧れから瀬那くんのことを神様、と讃えるのですが、瀬那くんの方は紬ちゃんのことは身近に普通に可愛いと思っていて、その微妙に噛み合ってないモダモダする両片思いみたいなところがたまりませんでした。紬ちゃんの緊張のドキドキは音が聞こえそうなくらい伝わってくるのですが、何事にもポジティブで人前でも物怖じしない瀬那くんが緊張するシーンがあるんです。この瞬間の感情がきらめいていて素敵でした。はじけそうな青春の初々しさが眩しいお話でした。

書店関係者

おすすめ度おすすめ度★5

なんて可愛らしいふたりなのだろう。高校生ならではの甘酸っぱさと、はずかしさによるすれ違い。2人のドキドキが伝染して胸がギュッとなりました。どんなに自信がなくて臆病になっても、勇気をだして一歩踏み出せる瞬間が必ずある!!恋のチカラと輝く未来を信じてみたくなるお話でした!

レビュアー

おすすめ度おすすめ度★5

それぞれの視点が切り替わる事で気持ちの変化やすれ違っている部分などが見えやすかったです。お互いがお互いをちょっと変な人だと認識していたけど似た者同士なのでは?と思っていました。最初は飼っているハムスターに似ているだった瀬那の紬に対する気持ちの変化、それがなんであるのか定まっていなかった中で急にストンと落ちてきた自覚シーンが好きです。誰かを好きになる事で知らなかった自分自身に出会い、それは時に大きな原動力になる一方で臆病にもさせるもの。紬と瀬那に起きた変化がどのような物だったのかは読んで確かめて欲しい。特に1対1のラブコメ好きに読んでもらいたい1作でした。

上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ)

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商品内容

要旨

物心ついたときにはアガリ症で目立たないように生きてきた女子・紬と、生まれてこの方緊張したことがなく、とにかく明るく生きてきた男子・瀬那。かつて瀬那が野球の試合で見せた物おじしない姿に感動した紬は、自分が勇気を出したいとき、その姿を「神様」として思い出し、心の中で拝んでは気持ちを奮い立たせる毎日を過ごしていた。高校で同じクラスになった二人だが、ある日大ピンチに陥った紬は「神様」である瀬那に「とんでもないお願い事」をしてしまい…!?瀬那のペットのハムスターのようないたいけネガティブ系女子と、お日様のように明るいポジティブ系男子が出会うとき、彼らは自分たちも知らなかった「もう一人の自分」の姿を見ることになる―。京都を舞台に繰り広げられる、ネガ×ポジ炸裂のヒューマンラブコメディ!

出版社・メーカーコメント

私たちはしょせん、神様とその信者という関係なのだ。アガリ症のハムスター(?)と陽キャの神様(?)の可愛すぎる京都・恋物語。

著者紹介

織島 かのこ (オリジマ カノコ)  
京都府出身。2023年「ビューティフルワールド」で第15回GA文庫大賞《銀賞》受賞、「甘党男子はあまくない〜おとなりさんとのおかしな関係〜」で第8回カクヨムWeb小説コンテストライト文芸部門《大賞》《ComicWalker漫画賞》W受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)