空を駆ける
集英社文庫 か63−6 歴史時代
| 出版社名 | 集英社 |
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| 出版年月 | 2025年7月 |
| ISBNコード |
978-4-08-744792-7
(4-08-744792-8) |
| 税込価格 | 1,078円 |
| 頁数・縦 | 475P 16cm |
商品内容
| 要旨 |
戊辰戦争で負けた会津藩士の娘カシは、八歳で横浜へ養女に出た。宣教師から英語を学び、フェリスに入学。受洗をし、母校の教師となって文学に傾倒していく。その頃、教会で会う将校に結婚して家庭に入って欲しいと言われ、自立して生きたい本心に目覚める。児童書翻訳を評価され、志を同じくする夫を得て、創作の翼を広げるも肺に…。女性と子供の未来のため、懸命に執筆し夭逝した若松賎子の生涯。 |
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出版社・メーカーコメント
逆境に置かれても挫けずに我が子へ愛を注ぐ母と、その愛を受けて健やかに成長する子の姿を描き、今もなお愛され続ける名作児童文学『小公子』。この物語を日本で初めて翻訳したのは、明治の女性文学者、若松賤子(しずこ)だった。江戸末期、会津藩士の父のもとに生まれたカシ(のちの賤子)は、幼子の頃、戊辰戦争で九死に一生を得るが、のちに母を亡くし、横浜の生糸問屋へ養子に出されて孤独な少女時代を過ごす。転機となったのは、明治八年。養家を離れ、十一歳でアメリカ人女性宣教師メアリー・キダーが創立した女子寄宿学校フェリス・セミナリーへ入学。新しい校舎、新しい仲間たち、新しい学び。そこはカシにとって、会津を離れて以来、初めての心安らぐ「ホーム」となっていく。「わたしは、翼を広げ、空を駆けるように飛ぶための準備をしなければならない」カシは、女性の自立と子どもの幸福こそがこの国の未来を照らすと信じ、命を燃やしていく−−。一人の女性として、妻として、そして三人の子の母として。激動の明治を懸命に生ききった三十一年の生涯に新たな光をあてる渾身長編!【著者プロフィール】東京都生まれ。2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞大賞受賞。2008年「一朝の夢」で第15回松本清張賞を受賞しデビュー。2016年『ヨイ豊』で歴史時代作家クラブ賞作品賞受賞。著書に「御薬園同心水上草介」シリーズ、『本日も晴天なり 鉄砲同心つつじ暦』『噂を売る男 藤岡屋由蔵』『吾妻おもかげ』『広重ぶるう』などがある。