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ハイドン交響曲

新装版

出版社名 春秋社
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-393-93242-1
4-393-93242-0
税込価格 4,180円
頁数・縦 255,27P 19cm
シリーズ名 ハイドン交響曲

商品内容

要旨

史料批判と楽譜校訂を通じて作品と向き合う。ハイドン研究所で楽譜校訂に携わった著者が、その経験をもとに厳密な史料研究に裏打ちされた視座から、交響曲の全貌と宗教音楽家ハイドンを論じる。

目次

1 ハイドン交響曲(ハイドン交響曲研究への序章 ランドン研究批判
作曲年代設定の問題
創作時代の区分
交響曲様式の変遷)
2 ハイドンの校訂楽譜(校訂楽譜の実際
校訂楽譜の歩み)
3 〈パリ交響曲〉史料研究(〈パリ交響曲〉の成立をめぐって
〈パリ交響曲〉の楽譜研究 交響曲第八三番を中心に)
4 ハイドン もうひとつの肖像(宗教音楽家として
オラトリオとヴァン・スヴィーテン
《天地創造》の台本をめぐって)

出版社・メーカーコメント

20世紀後半の「ハイドン復活」の立役者は、徹底した史料研究とそれにもとづく学問的校訂楽譜の出版にある。ハイドン研究所の校訂楽譜集の編纂に参加した著者の体験を交えつつ、交響曲の全貌と宗教音楽家ハイドンを論じる。

著者紹介

中野 博詞 (ナカノ ヒロシ)  
1934年、川崎市生まれ。1965年、慶應義塾大学大学院文学研究科美学美術史専攻博士課程修了。1962年から慶應義塾大学、立教大学、名古屋大学、宮城女学院大学、フェリス女学院大学の講師を歴任。1965年から1995年まで、9度にわたってドイツ、ケルン・ハイドン研究所およびケルン大学に留学。1977年から2000年まで、慶應義塾大学文学部教授(西洋音楽史)。1987年よりケルン・ハイドン研究所理事をつとめる。また、1967年から20年以上にわたって、NHK音楽番組の解説者としても活躍。2012年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)