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ファイナンスの世界史 金融技術と金融ビジネスの歩み

出版社名 日経BP日本経済新聞出版
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-296-12419-0
4-296-12419-6
税込価格 3,520円
頁数・縦 421P 21cm

商品内容

要旨

調達と運用をめぐる進化と暴走の物語。利子を取ることを否定したアリストテレス、金融機能を果たした宗教騎士団、ニュートンを翻弄した南海会社バブル、金融デリバティブ取引の暴走、脆さを招いた金融ビジネスの大規模化―。古代からバブル崩壊、リーマン・ショックまで。マネーから歴史を解読。

目次

ファイナンスと金融ビジネスの始まり
中世物語の始まり―十字軍遠征とファイナンス
商業取引の拡大とファイナンス―マーチャントからバンカーへ
金融業務のボーダレスな展開―マーチャント&バンカーの隆盛
大航海と交易のさらなる遠隔・広域化の始まり―地中海から大西洋へ
株式会社の産声―ジョイントストックカンパニーの誕生
君主の放漫と財政破綻―「国家」債務の肥大とファイナンス
慢性的財政赤字とファイナンス方法の多様化―イギリスを中心に
カストディ機能から誕生した現代商業銀行―金匠銀行による信用創造とファイナンス
国家債務としての銀行券の確立―中央銀行の創設
不特定多数からのファイナンス―証券市場の成立
庶民を熱狂させた投機商品―商品デリバティブの店頭取引
証券市場の発展―ニューヨーク証券取引所
コーポレートファイナンスへの第一歩―産業革命と証券発行市場の拡大
金融による支配への根強い嫌悪―中央銀行の創設が遅れたアメリカの特異性
ファイナンスの長期化・大規模化―マーチャントバンクとインベストメントバンク
アメリカに群がる大陸マネー―インベストメントバンクの台頭
エマージングな投資機会を一般投資家に―投資信託の誕生
広がる中流層のための運用情報ビジネス―格付会社の登場と発展
コーポレートファイナンスへの注目―インベストメントバンクの発展〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

【金融イノベーションの光と影を歴史的に解明】十字軍遠征、大航海時代の資金調達から始まったお金を回す仕組みは、交易ルートの開拓とともに進化、大規模化していった。それが、君主による私的ファイナンスから国家によるファイナンス(財政)へと国家運営の手段となり、南海会社バブル、異端児ジョン・ローを生み出した。そして産業革命によってファイナンスの巨額化が生じ、その要請に応えるべく近代株式会社が成立。資本と経営の分離が生じた。またコーヒーハウスから発祥した証券取引所は、次第に組織化され、流通市場も拡大し、コーポレートファイナンスの拠点として成長していく。そして、ニューヨークは産業革命後の勢いが陰るロンドンに代わってファイナンス拠点に成長していく。様々なリスクを回避すべく誕生した金融エンジニアリングはリスクの発見から創造へと暴走を始めるようになり、ブラックマンデー、サブプライム・リーマンショックを招く。経済発展の縁の下の力持ちとして成長・進化していったファイナンスが、先進国を破滅の淵に追い詰めるまでを様々なエピソードを交えて興味深く解説する。

著者紹介

大村 敬一 (オオムラ ケイイチ)  
早稲田大学名誉教授。1949年横浜市に生まれる。慶應義塾大学商学部卒業(1972)。日本生命保険相互会社、全国銀行協会連合会を経て、慶應義塾大学経済学研究科博士課程修了(1981)。経済学博士(法政大学)。法政大学経済学部助手(1981)、同助教授(1982)、同教授(1990)、早稲田大学商学部教授(1997〜2007)、内閣府(経済財政)官房審議官(2001〜03)、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授(2004〜16)、同研究科長(2004〜06)、同大学院経営管理研究科教授。内閣府経済総合研究所「経済分析」編集委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)