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江戸東京の坂道 凸凹から読み解く都市の成り立ち

出版社名 学芸出版社
出版年月 2025年8月
ISBNコード 978-4-7615-2938-3
4-7615-2938-5
税込価格 2,750円
頁数・縦 248P 21cm

商品内容

要旨

東京都心、武蔵野台地と低地が交わる「きわ」に多く存在する坂道。坂道は交通や社会階層の境界となり、多彩な空間を生み出してきた。ブラタモリ出演8回の都市形成史家が、山手線内側に位置する7つの台地を舞台に、坂道を探訪。豊富な高低差地図と資料に基づき、江戸東京の坂道が土地利用にどう影響したか読み解く。

目次

第1章 上野台地 寛永寺を中心とする海抜の低い寺町
第2章 本郷台地 湯島天神・神田明神の眺望を演出する高低差
第3章 小石川・目白台地 地形が生み出す坂道と屋敷・寺社の濃密な関係
第4章 牛込台地 地下水脈がもたらす坂道と湊の長い歴史
第5章 四谷・麹町台地 江戸城と濠が織りなした多様な坂道
第6章 赤坂・麻布台地 襞のように入り組む地形に刻まれた歴史と暮らし
第7章 芝・白金台地 稜線からの眺望と三田用水によるダイナミックな庭園

著者紹介

岡本 哲志 (オカモト サトシ)  
1952年東京都中野区生まれ。岡本哲志都市建築研究所主宰、都市形成史家。法政大学サステイナビリティ研究教育機構リサーチアドミニストレータA、法政大学デザイン工学部建築学科教授を経て、現職。博士(工学)。法政大学エコ地域デザイン研究センター客員研究員。2012年度都市住宅学会賞受賞(共同)。国内外の都市の調査・研究に長年携わる。路地、坂道、水辺空間など東京の都市形成史の研究を様々な角度から半世紀近く続ける。2009年秋から放送された人気番組NHK「ブラタモリ」には銀座、丸の内、羽田、六本木など計7回出演し、2019年6月に白金で8年ぶりに案内役をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)