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ビザンツ文人伝 言葉で戦った男たちの矜持と憂愁

出版社名 白水社
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-560-09199-9
4-560-09199-4
税込価格 7,920円
頁数・縦 451,143P 22cm

商品内容

要旨

尋常ならざる知性の持ち主たちの奮闘記。世俗の支配層が武人とほぼ同義であった西欧中世社会とは異なり、ビザンツでは文才に長けた俗人エリートが隠然たる存在感を示していた。毀誉褒貶入り乱れた異才たちの波瀾の人生を活写する。

目次

1 先駆的な総主教たち
2 マケドニア朝ルネサンス期の首都の文人
3 「ビザンツの平和」の光と影
4 ミカエル・プセルロス―「哲学者の統領」の華麗なる宮廷遊泳術
5 行けば容易に戻れぬテサロニケ
6 ニケタス・コニアテス―帝国衰亡の目撃証人
7 ニケフォロス・ブレミュデス―ニカイア帝国の知恵袋
8 テオドロス・メトキテス―哲人宰相の宿す闇
9 ゲオルギオス・ゲミストス・プレトン―千年帝国最後の奇才

出版社・メーカーコメント

世俗の支配層が武人とほぼ同義の西欧中世社会と違い、文官・文人が存在感を示したビザンツ。毀誉褒貶入り乱れた異才たちの人生を活写する。

著者紹介

根津 由喜夫 (ネヅ ユキオ)  
1961年生まれ。金沢大学法文学部史学科卒業。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。現在、金沢大学人間社会研究域人文学系教授。専門はビザンツ帝国史。とくに中後期の政治体制、政治文化、社会史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)