空、はてしない青 下
| 出版社名 | 講談社 |
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| 出版年月 | 2025年9月 |
| ISBNコード |
978-4-06-539587-5
(4-06-539587-9) |
| 税込価格 | 2,310円 |
| 頁数・縦 | 412P 19cm |
| シリーズ名 | 空、はてしない青 |
商品内容
| 要旨 |
どこまでも続く青い空と海。エミルとジョアンヌは、南フランスの陽光きらめく中を旅していた。子猫のポックとの出会い、海辺の穏やかな日々、ジョアンヌのマインドフルネスの教え。ときにぎこちなく、ときに深く心を通わせながら、2人と1匹は静かに時を重ねる。しかし―進行するアルツハイマーが、エミルをゆっくりと蝕んでゆく。ジョアンヌはエミルの傍で、自分の過去と向き合い続けていた。残されたわずかな時間。互いの存在だけを支えに進むキャンピングカーは、最後の目的地へと向かう。失うことの痛みと、それでも生きることの輝きを描く、愛と再生の旅路。 |
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出版社・メーカーコメント
「26歳、男性、若年性アルツハイマーの診断を受け、余命2年の宣告。最期の旅の同行者を求む。性別不問」。エミルは病院と周りの同情から逃れるため、キャンピングカーで旅に出ることにした。同行者をインターネットで募集したところ、1週間後返信が届いた。「高速道路の三番出口で待ち合わせしよう。こちらは、つばの広い黒い帽子にゴールドのサンダルに赤いリュック。それでどう?」。待ち合わせ場所に到着すると、小柄な若い女性がいた。彼女の名前はジョアンヌ、自分のことは何も語らない。2人はとりあえず、ピレネー山脈に向け出発することにした。それは、驚くほど美しい旅の始まりだったーー。爽やかな筆致で描く、命と愛、生きる喜びについての感動大長編。