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西洋の敗北と日本の選択

文春新書 1507

出版社名 文藝春秋
出版年月 2025年9月
ISBNコード 978-4-16-661507-0
4-16-661507-6
税込価格 990円
頁数・縦 207P 18cm

商品内容

要旨

英語以外の25カ国語で翻訳が決定した世界的ベストセラー『西洋の敗北』の著者最新作。ウクライナ戦争、イスラエル・イラン紛争、トランプ関税、米欧の分裂が意味するのは「西洋の敗北」だ。今後、起きるのは、NATOの決裂か?基軸通貨ドルの終焉か?そして日米同盟は?

目次

1 米欧の分裂と日本の選択
2 トランプは「敗北の大統領」となる
3 日本は欧米とともに衰退するのか 成田悠輔×トッド
4 ウクライナを“支援”して破壊した米国
5 イスラエルは神を信じていない
6 ロシア・ハンガリーより愛をこめて
7 危険なのはイランより米国とイスラエルだ

出版社・メーカーコメント

英語版以外の25カ国で翻訳され、日本でも累計9万部のベストセラー『西洋の敗北』の著者、エマニュエル・トッドの最新作。〈私の多くの予言のなかでも「西洋の敗北」は、最もすぐに実現したものです。しかし「西洋の敗北」が具体的にどんな形をとるかは予言していません〉とトッド氏自身が述べているように、問題は、「西洋の敗北」がどんな形で現れるかだ。 すでに起きているウクライナ戦争、イスラエル・イラン紛争、トランプ関税、米欧の分裂と対立は、いずれも「西洋の敗北」が現実化したものである。 さらに今後、起きるのは、NATOの決裂か? ドル基軸体制の終焉か? 米国覇権の崩壊か? そして日米同盟はどうなるのか? 「西洋の敗北」「西洋の分裂」を受けて、日本はどうすればよいのか? トッド氏はこう指摘する。〈日本がかなり困難な状況にあることは間違いありません。米国が当てにならないなかで、中国と対峙しなければならないからです。 現状で私がお勧めしたいのは、欧州と米国のヒステリーに極力関わらず何もせずに静観すること、しかし密かに核武装を進めることです。 米国が自国の核を使って日本を守ることは絶対にあり得ない。核は「持たないか」「自前で持つか」以外に選択肢はないのです〉

著者紹介

トッド,エマニュエル (トッド,エマニュエル)   Todd,Emmanuel
1951年生まれ。フランスの歴史人口学者・家族人類学者。国・地域ごとの家族システムの違いや人口動態に着目する方法論により、『最後の転落』(76年)で「ソ連崩壊」を、『帝国以後』(2002年)で「米国発の金融危機」を、『文明の接近』(07年)で「アラブの春」を、さらには16年米大統領選でのトランプ勝利、英国EU離脱なども次々に“予言”(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)