• 本

乱歩心象作品集

中公文庫 え24−3

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年10月
ISBNコード 978-4-12-207705-8
4-12-207705-2
税込価格 1,430円
頁数・縦 442P 16cm

商品内容

要旨

乱歩作品の魅力の一つは、次に何が来るかわからない、不穏で興味津々なその都度展開する場面にある。一篇として完成された短篇とともに、長篇の中からとくに印象深い場面、および関連する随筆を抽出し、七つのイメージに分類。乱歩の心に映る執着と愛着、強迫的な思念、そしてどこかへと惹かれてゆく心の有様を味わう。文庫オリジナル。

目次

夢遊(白昼夢
大魔術(「魔術師」より)火
星の運河)
恐怖(底なし沼(「影男」より)
ある恐怖
暗黒世界(「白髪鬼」より)断頭台(「魔術師」より)
お勢登場)
人形(人でなしの恋
人形
球魔法人形(抄)
悪霊物語)
残虐(残虐への郷愁
情痴の極(「盲獣」より)
恐ろしきランニング(「地獄風景」より)
句)
身体(飛行する悪魔(前半・「緑衣の鬼」より)
芋虫
ペテン師と空気男(抄)
芋虫ゴロゴロ(「盲獣」より)
水族館の人魚(「蜘蛛男」より)
闇に蠢く(抄))
錯視(レンズ嗜好症
映画の恐怖
恐しき前兆(「暗黒星」より)
鏡地獄
目羅博士の不思議な犯罪
パノラマ島綺譚(抄))
浅草(死人の腕(前半・「一寸法師」より)
浅草趣味
木馬は廻る)

出版社・メーカーコメント

乱歩の心に映る執着と愛着、強迫的な思念、どこかへと惹かれてゆく心の有様……。七つのテーマで、短篇、および長篇中の名場面を精選。魅力を凝縮した一冊。

著者紹介

江戸川 乱歩 (エドガワ ランポ)  
1894年、三重県名張町生まれ。本名・平井太郎。早稲田大学政経学部卒業後、数々の職業を転々。1923年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」を発表し作家デビュー。36年の『怪人二十面相』以降は少年探偵団もので人気を博す。47年、探偵作家クラブ(のち日本推理作家協会)初代会長となり、54年、江戸川乱歩賞を創設。57年より雑誌「宝石」の編集にたずさわる。65年死去
高原 英理 (タカハラ エイリ)  
1959年、三重県生まれ。小説家・文芸評論家。立教大学文学部卒業。東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了(価値システム専攻)。85年、小説「少女のための鏖殺作法」で幻想文学新人賞受賞(選考委員は澁澤龍〓・中井英夫)。96年、三島由紀夫と江戸川乱歩を論じた評論「語りの事故現場」で群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)