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水木しげると京極夏彦 時代を超える「妖怪」の魅力

中公新書ラクレ 855

出版社名 中央公論新社
出版年月 2025年11月
ISBNコード 978-4-12-150855-3
4-12-150855-6
税込価格 990円
頁数・縦 198P 18cm

商品内容

要旨

2025年に没後10年となる水木しげると、2024年に作家デビュー30周年を祝った京極夏彦。長年にわたって師弟関係にも似た交流を持っていた稀代の妖怪作家二人は、「妖怪」をどのように捉えていたのか。あるいは、彼らが描いた妖怪はどこがどう異なり、何が共通しているのか。二大作家の表現を比較検討することで、私たちにとっての「妖怪」とは何かまでを探る。両巨人の多大な影響を受けて、怪異・妖怪を研究するようになった著者の、妖怪愛にあふれる渾身の評論。

目次

第一章 ゲゲゲの百鬼夜行(二人の妖怪作家の出会い
世界妖怪協会
全集編纂という大仕事)
第二章 北西妖怪百景(水木しげるが妖怪に出会った境港
水木は妖怪を蘇らせ、妖怪は水木を救う
京極夏彦、書物を通して妖怪の世界を知る
妖怪小説家、デビュー
二大作家の妖怪観)
第三章 目に見えない世界を信じる(「目に見えない世界を信じる」
伝承からは切断された表現 ほか)
第四章 この世には不思議なことなど何もない(京極の語る妖怪の概念
「通俗的妖怪」という概念
妖怪の出ない妖怪小説
百鬼夜行シリーズにおける妖怪
うぶめは姑獲鳥となり、姑獲鳥はうぶめになる
ちりばめられた妖怪の素
回収される「うぶめ」の素
『姑獲鳥の夏』の妖怪描写
妖怪の分解と再構成
巷説百物語シリーズと江戸怪談シリーズ
水木しげるが作り上げた妖怪像の再構成)
終章 おばけは死なない(新しい妖怪は生まれ続ける
妖怪はカテゴライズされる
二人の妖怪偉人
妖怪は現代に生まれ、生き続ける)
水木しげると京極夏彦を深く知るためのブックガイド

出版社・メーカーコメント

水木しげると京極夏彦。長年にわたって師弟関係にも似た交流を持っていた稀代の妖怪作家2人は、どのような妖怪観を持っていたのか。そして彼らが描いた妖怪はどこがどう異なり、何が共通しているのか。二大作家の表現を比較検討することで、私たちにとっての「妖怪」とは何かを探る。

著者紹介

朝里 樹 (アサザト イツキ)  
1990年生まれ。作家、怪異・妖怪研究家。北海道・小樽市出身。法政大学文学部卒。専攻は上代日本文学で、卒論は「日本神話の妖怪について」。公務員との二足の草鞋生活を経て、怪異・妖怪の研究・執筆を続ける。2018年のデビュー以来、著作数は40冊を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)