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憤怒の人 母・佐藤愛子のカケラ

出版社名 小学館
出版年月 2026年1月
ISBNコード 978-4-09-389830-0
4-09-389830-8
税込価格 1,870円
頁数・縦 335P 19cm

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商品内容

要旨

本当の母を書くなら今しかない、私はそう覚悟を決めた―『九十歳。何がめでたい』の作家・佐藤愛子センセイ102歳の今と思い出を、ユーモアとペーソスたっぷりに綴った渾身の傑作エッセイ集。

目次

座右の銘
書斎が病室になった
妄想の世界へ
黒の組織
最後に母に会った日
ケモノヘン
助けてください!
小さなアイちゃん
修復不可能
窮余の一策
そしてホームへ
ババアの総大将
母との約束
恋する怒りん坊
もの書く機関車
みんな火山のせい
茶の間の光景
勉強なんぞできんでよろしい
ワガママもんの人間愛
犬ばあさん〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

愛子先生の現在と過去を綴る傑作エッセイ集  『九十歳。何がめでたい』のベストセラー作家・佐藤愛子さん。「憤怒の人」「怒りの佐藤」と呼ばれた愛子センセイの娘で、一つ屋根の下に長く暮らしてきた杉山響子さんが、現在102歳となり、どんどん衰え変わってゆく母の今と、記憶の中にある母との濃密なエピソードのカケラを、愛情と哀切たっぷりに綴った傑作エッセイ集の誕生。≪かなわん人だった。うるさい人だった。何度クソババア、と思ったかわからない。 けれどこうして母との思い出をたどっていくと、冷えて固まった火山岩のところどころにキラキラ瞬いているカケラを見つけるのだ。それは雲母のようで水晶のようで私はしばし見入ってしまう。するとみるみる遠い昔に引き戻され、忘れていたいろいろが色鮮やかによみがえってくる。≫(「母と私の散歩道」より)(すぎやま・きょうこ)1960年東京生まれ。愛子センセイの愛読者にとっては「娘と私」シリーズでもお馴染み。佐藤愛子を母に、田畑麦彦を父にもち、幼少期に両親の離婚を経験。89年に結婚し91年に桃子を出産。著書に『物の怪と龍神さんが教えてくれた大事なこと』など。映画『九十歳。何がめでたい』では真矢ミキが演じた。  【編集担当からのおすすめ情報】  佐藤愛子先生はよく小説の評価する際に「人間が描けていない」と仰いました。悪人の中に善を見て、善人の中に悪を見る。一人の人間の中にもそれがあり、決して一色ではない。そうした点で、響子さんの『憤怒の人』には愛子先生が人間として描かれています。先生が読まれたら、どんなふうに感想を仰っただろうと考えます。素直には褒めないかもしれません。が、きっと、いや絶対に喜んだはず。私はそう思っています。 先生はとてもかなわん母親でした。が、きっとどこの母親も総じてかなわん人、やっかいでうるさい人なんだろうと思います。ぜひすべての娘、かつて娘だったかたにも読んでもらいたい一冊です(もちろん男性にも)。

著者紹介

杉山 響子 (スギヤマ キョウコ)  
1960年東京生まれ。『戦いすんで日が暮れて』『血脈』『九十歳。何がめでたい』などで知られる直木賞作家・佐藤愛子を母に、「嬰ヘ短調」で文藝賞を受賞した作家・田畑麦彦を父にもち、幼少期に両親の離婚を経験。89年に結婚し91年に桃子を出産。愛子センセイとは長年ひとつ屋根の下で暮らす。愛子センセイの愛読者には「娘と私」シリーズのキョーコさんでおなじみ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)