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「ふつう」ってなんだろう 病気と健康のあいだ

講談社現代新書 2802

出版社名 講談社
出版年月 2026年1月
ISBNコード 978-4-06-542331-8
4-06-542331-7
税込価格 1,056円
頁数・縦 238P 18cm

商品内容

要旨

病気が教えてくれる新しい「世界の見方」。自分と世界、身体と心、正常と異常…目に映る景色をガラリと変える一冊!

目次

第一章 新しい「精神疾患」を作るレシピ(「ゲーム障害」―ゲームがやめられない病気
ごみ屋敷は病気のせい?
HSP(繊細さん)はなぜ流行る?
健康食にこだわり過ぎる病気
「カサンドラ症候群」―生きづらさは連鎖する?)
第二章 障害と「ふつう」のあいだ(歴史からみたトランスジェンダー
身体完全性違和―身体障害者になることを望む病気
ドーピングで強化される身体
結合双生児を二人にすることは「治療」?)
第三章 病気と健康の想像力(ピロリ菌の功罪
危ないヘディング?
潰瘍性大腸炎の歴史からみる心と身体
植物状態の人と話す
肥満は病気?
「揺さぶられっ子症候群」と虐待のあいまいな関係)
第四章 クスリという商品の売られ方(双極性障害というブランド
「パニック障害」はなぜ広まったか?
曲がり角の孤児薬制度
認知症薬に決定打が出ない理由)
第五章 医療倫理の現在形(豚の心臓が命を救う? 実用化される異種移植
子宮移植の未来―遺伝的な「男」の妊娠は可能か?
電子タバコと道徳主義
安楽死、いま何が問題か
トリアージをめぐる諸問題
ゲノム編集される魚)

出版社・メーカーコメント

「ふつう」に違和感があるすべての人へ−−。病気が教えてくれる、新しい「世界の見方」自分と世界、身体と心、正常と異常……目に映る景色をガラリと変える一冊!【本書で考える問い】●病気はどう「発明」されるのか?●新しい病気が生まれるのは、いいこと?●ゲームのやりすぎやゴミ屋敷は病気のせい?●生きづらさは連鎖する?●どこまでが医学で、どこからがビジネス?●命の優先順位はあるのか?……ほか「私は以前から、「病や障害はマイナスなもの、できるだけ避けるべきもの」という医学での「ふつう」の考え方に、どこか違和感を持っていました。しかし、もちろん、医学を否定しているわけではありません。頭が痛いときは薬を飲みますし、必要なワクチンもきちんと受けます。先日も、持病が悪化して入院し、治療を受けました。医学がたくさんの命を救っていることも、よく知っています。医学は、病や障害をなくすことを目指しています。それは悪いことではありません。でも、人間は生き物ですから、死を完全に避けることはできませんし、同じように、病や障害を完全になくすこともできません。病や障害とともに生きていくことを肯定することも必要です。そのときには、「ふつう」を見直す文系の考え方が、大きなヒントになると思うのです」−−「はじめに」より

著者紹介

美馬 達哉 (ミマ タツヤ)  
立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。1966年大阪府生まれ。京都大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。専門は医療社会学、脳科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)