• 本

雑草は、なぜ何度でも生えてくるのか 小さな植物の「合理的な生き方」

ポプラ新書 282

出版社名 ポプラ社
出版年月 2026年3月
ISBNコード 978-4-591-18934-4
4-591-18934-1
税込価格 1,078円
頁数・縦 235P 18cm

商品内容

要旨

なぜ森のなかに、雑草は生えないのか。植物たちにとって森は、成功者がひしめく競争の激しい環境だからだ。強そうに見える雑草だが、実は競争を避けて森の外へと逃げ出した「弱い」植物なのだ。しかし、森の外で生きるのも簡単ではない。人がいる環境では、草は刈られ、除草剤をまかれる。そんな変化の激しい環境を生き残るために雑草が身に着けたのは、合理的な生き方だった。

目次

第一章 雑草は「変えられないもの」を見極める
第二章 雑草は「置かれた場所」で芽を出さない
第三章 雑草は、踏まれても立ち上がらない
第四章 雑草は、頑張らないから生き残る
第五章 雑草はうまくいかないときに根っこを伸ばす
第六章 雑草は、目立たず花を咲かせたい
第七章 雑草は「地上」と「地下」を使い分ける
第八章 雑草の「らしさ」は誰が作るのか
第九章 雑草は「変化」を巧みに利用する

出版社・メーカーコメント

刈っても抜いても生えてくる雑草。そのしぶとさの秘密は「徹底的な合理性」にあった。なぜ雑草は、バラバラな性質のタネを残すのか。どのようにして、芽を出すタイミングを見極めるのか。変化の激しい環境を生きるために雑草が身に着けた、合理的な生き方とは。今を生きる雑草たちに向けた、予測不能な自然界をたくましく生きるためのヒントに満ちた一冊。●どんな状況にも対応するために、バラバラな性質の種子を持っておく●ストレスの多い環境では、目立たないように根っこを伸ばす●周囲のライバルが減るまでは、あえて芽を出さないようにする。【内容】第一章 雑草は「変えられないもの」を見極める・植物は動けない/人間はやっかいな生き物/人が過去を引きずる理由第二章 雑草は「置かれた場所」で芽を出さない・なぜ大木は、水辺には生えないのか/雑草は「踏まれること」も利用する第三章 雑草は、踏まれても立ち上がらない・踏まれたら立ち上がらない/「理想的な雑草」の条件とは第四章 雑草は、頑張らないから生き残る・なぜ森の中に雑草は生えないのか/「ムダな努力」に意味がある第五章 雑草は上手くいかないときに根っこを伸ばす・根っこはいつ伸びる?/アスファルトを突き破るヒミツ/なぜ雑草は、何度でも生えてくるのか第六章 雑草は、目立たず花を咲かせたい・雑草は何のために生きているのか/「ふつう」なんてない第七章 雑草は「地上」と「地下」を使い分ける・生き物はすべて利己的である/みんな仲良くは誰のため?第八章 雑草の「らしさ」は誰が作るのか・自分探しはどこでする?/「野菜らしさ」って何?第九章 雑草は「変化」を巧みに利用する・もっとも変化を嫌うのは「成功者」/雑草の時代がやってきた

著者紹介

稲垣 栄洋 (イナガキ ヒデヒロ)  
農学博士、植物学者。1968年静岡県生まれ。静岡大学大学院教授。岡山大学大学院農学研究科修了後、農林水産省、静岡県農林技術研究所等を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)