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世界のベーシックインカム運動 歴史・現状・展望

法政大学大原社会問題研究所叢書

出版社名 法政大学出版局
出版年月 2026年3月
ISBNコード 978-4-588-62556-5
4-588-62556-X
税込価格 6,380円
頁数・縦 445P 22cm

商品内容

要旨

人類はそんなに貧しいのか?なぜ分かち合えないのか?18世紀イングランドに生まれ、イラン、カナダ、アイルランド、スペイン、ブラジル、南アフリカ、ナミビア、トルコ、そして台湾、韓国へと波及したベーシックインカム運動。その理論と実践およびグローバルな連帯を各地域の専門家たちが論じる。

目次

第1編 歴史(18世紀末イングランドにおけるベーシックインカム運動の生誕 トマス・スペンスによる総有財産権拡充・地代収入均等配分・地主階級廃絶運動(岡野内正)
資本主義と共に越境するベーシックインカム運動 19世紀前半のスペンス主義者と奴隷解放運動(中村理玄)
イギリス労働者階級の女性解放運動とベーシックインカム(山森亮)
先住民族運動と入植者民主主義運動との交差 1970年代アラスカに生まれた二つのベーシックインカム的制度(岡野内正)
イランにおけるUBI制度の導入と失敗 その政治経済的な背景と社会運動との関係性(ケイワン・アブドリ)
モンゴル国における人間開発基金 資源国家におけるベーシックインカムの構想と崩壊(小林秀高))
第2編 現状(連邦制民主主義国家における貧困撲滅運動と州政府の模索 カナダにおけるベーシックインカム運動(田中俊弘)
新自由主義経済政策が生み出した社会的緊張への政治的応答 グレートブリテン、北アイルランド、アイルランド(南野泰義)
スペインにみる最低所得保障の政治 急進左派とカタルーニャに揺れた10年(中島晶子)
ポスト軍事独裁の連邦制国家における生存権保障の連帯経済運動 ブラジルにおけるベーシックインカム運動(山崎圭一)
南アメリカとナミビアにおけるベーシックインカム運動の軌跡と現在地(牧野久美子)
トルコにおける公正発展党の社会保障 社会保障政策の裏にある政治的含意(今井宏平)
ポピュリズムの誘惑にどう抗するか 台湾におけるベーシックインカムをめぐる運動と政治(本田親史)
冷戦継続国家における民主化運動の模索 韓国におけるベーシックインカム運動(朴峻喜)
韓国のベーシックインカム運動 運動当事者による回顧と展望(安孝祥/影本剛訳))
第3編 展望(国連主導ベーシックインカムへの模索 BIENの方針転換と人類史的危機において存在意義を問われる国連(岡野内正))

著者紹介

岡野内 正 (オカノウチ タダシ)  
法政大学社会学部教授。専門は社会理論、国際政治経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)