巴
講談社文芸文庫 まJ4
| 出版社名 | 講談社 |
|---|---|
| 出版年月 | 2026年4月 |
| ISBNコード |
978-4-06-543179-5
(4-06-543179-4) |
| 税込価格 | 2,860円 |
| 頁数・縦 | 435P 16cm |
商品内容
| 要旨 |
夏のたそがれどき、虚しく日々を過ごす大槻は以前から佇まいの気になっていた洋館の前でかつての相棒と再会する。彼は洋館に誘われ、書家だという奇妙な老人と出会う。老人の孫娘の少女が出演するポルノまがいの映画制作の手伝いを依頼されるが、映画に出演していた大男に殴られてしまう―退廃と緊迫、誘惑と暴力、弛緩と激発。変わりゆく東京、欲望と情念がうごめき交錯する。 |
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出版社・メーカーコメント
バブル崩壊後の東京。ジゴロになって虚しく日々を送る男、大槻俊一は金蔓の一人としていた女を見送った後、偶然かつての仕事仲間と再会した。その仲間に強引に紹介された書家の篝山柾道という老人、その孫娘の朋絵という少女との出会いが、その後の大槻を翻弄することになる。篝山は日本では公開不可能と思しきエロティックな映画制作を目論んでいるというのだ。朋絵はその映画に出演していた。大槻は映画制作に関わることを篝山に求められた。大槻は気乗りのしないまま、映画制作に引きずりこまれていく−−。官能と暴力、謎と幻想……その後の著者の小説世界を予見させる、知的でありながら娯楽性をも湛えた著者初の長篇小説、初の文庫化。