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華咲地獄 椿咲ク探偵ト華守ノ蝶

〔MPエンタテイメント〕

出版社名 マイナビ出版
出版年月 2026年4月
ISBNコード 978-4-8399-8894-4
4-8399-8894-3
税込価格 1,815円
頁数・縦 411P 19cm

NetGalley 会員レビュー

書店関係者

おすすめ度おすすめ度★5

時は大正。国家に繁栄をもたらすという華咲の娘たちの美しくも哀しいお話。自身も華咲の娘であり探偵でもある姫つばき。彼女の華守は蝶と呼ばれる出自が複雑な公爵。華咲の娘たちはその美しさを愛でられても、その人としての自分は愛してもらえるのか、と怯えていて、それがとても憐れみを誘います。だけど、彼女たちは強かった。何が幸せで何が不幸かは自身で決める強さがあって、そこに感動しました。ただ、そんな彼女たちをものとして搾取される場面もあって、そこは胸が締め付けられました。事件の解決を「結ぶ」と表現するのが華らしくて素敵だな、と思いました。

レビュアー

おすすめ度おすすめ度★5

大正時代系の幻想小説なんだけど、ほの暗くて上品で美しい。ちょっとイケない雰囲気みたいなのもあって、どきどきするような。女性の中でも和風ゴシックとか退廃的だったり耽美だったりな世界観が好きな方には特に刺さります。書影が作品のトーンをよく表現していて、黒とか赤とか、レースとか蝶とか花とか。華やかで昏い。エレガントで情念が渦巻いていて、儚くて繊細。名家の娘と、その家に迎えられた従者の物語。この娘だけでなく、特殊体質みたいに身体にお花を咲かせる娘たちがいる世界観。このお花が咲く症状は同じ作者さんの別の小説でも出てくるのですが、「この作家といえば女性の体に花が咲く」みたいなお家芸のような作家性を感じます。

レビュアー

おすすめ度おすすめ度★4

その躯に花を咲かせる華咲。在する家に幸福をもたらす神ともされる中、蕾のまま花咲かせずにいる八重崎つばきはある事情で探偵業を営むのであった・・・。蠱惑的な美しさを持ちつつ中には毒を含むものまである花が咲き乱れる様はまさに百花繚乱とも言え、眼差しどころか心の奥底までも攫われるようです。そこに愛憎や恨みといったある意味どろどろしたものまで練り込まれ妖しい雰囲気に満たされていきます。そこに謎解きといった要素まで加わり、翻弄されつくします。人工的な光の範囲から一歩でも踏み出すと漆黒の闇がまだまだ多く漂う大正期に花開きつつ、光あふれる令和まで美がもたらす蠱惑さを体感できる耽美ミステリ。

上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ)

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商品内容

要旨

「蝶、ともをしてちょうだい、地獄まで」「喜んで俺はお姫さまの蝶ですから」椿の隣にはいつも蝶がいた。その身に華を宿し、古来より神としてあがめられていた娘、華咲。華咲にまつわる不可解な事件に挑む華咲の探偵・姫つばき。彼女は従者の蝶仁を連れ、様々な事件を紐解いていく。すべては自身の家を焼いた犯人を見つけるために。豪邸の密室で殺された娘、差出人不明の懸想文、華咲を乗せた寝台列車での惨劇などなど。やがて、姫つばきと蝶仁は日本全体を巻き込んだ陰謀に巻き込まれていく―。華たちの苛酷な運命と愛を巡る、大正ファンタジィミステリィ、ここに開幕!

出版社・メーカーコメント

「蝶、ともをしてちょうだい、地獄まで」「喜んで俺はお姫さまの蝶ですから」椿の隣にはいつも蝶がいた。その身に華を宿し、神としてあがめられる娘、華咲。華咲にまつわる不可解な事件に挑む華咲の探偵・姫つばき。彼女は従者の蝶仁を連れ、事件を紐解く。全ては自身の家を焼いた犯人を見つけるために。やがて、ふたりは日本全体を巻き込んだ陰謀に巻き込まれていく−−大正ファンタジィミステリィここに開幕!

著者紹介

夢見里 龍 (ユメミシ リュウ)  
第26回電撃小説大賞で最終選考作となった『死者殺しのメメント=モリア』を改稿しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)