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虹はいまだ旅の途上

出版社名 柏書房
出版年月 2026年5月
ISBNコード 978-4-7601-5657-3
4-7601-5657-7
税込価格 2,200円
頁数・縦 335P 19cm

商品内容

要旨

「正史」や「正典」に刻まれない、小さな声を拾い集めて―。バンクーバー、ソウル、チューリッヒ、アムステルダム、パリ。台湾で生まれ、日本で生きる芥川賞作家が、五つの都市をクィアに旅した2024年の記録。

目次

プロローグ 文脈を繋ぎ直すために
バンクーバー編(雨のバンクーバー
終わりない抵抗
クィア・ラウンジと女性センター
初春のキャンパス
気さくでドジでチャーミングな通訳者
日本でクィアを書くということ(講演録)
緩やかな紐帯
パンセクのドラゴン
デイビー・ビレッジ
私には妻がいるよ
恋に破れてパイロット
君は変革を望むと言ったね
生き延びる芸術
壺中の天地
クィア的ディアスポラ)
ソウル編(ソウル、夜の再会
人生の給油
三銃士
歴史の土
芳〓洞の夜
飛び石状の時間
アクアフィールド
勝手に祈らないで
二般の世界
神の裁きを押しのけて
弘大の陽キャたち
韓服ガールズ
今夕また何の夕べぞ)
チューリッヒ編(木漏れ日の移ろうチューリッヒ
リマト川沿いのテラス席にて
ダニエラ一家
夏の夜のライブ
ブランチ・ストライキ
紫の女たち
束の間の解放区
解放されたら危ないぞ
Binary Is Not for Humans
シャフハウゼンそぞろ歩き
ダニエラ宅の夕食会)
アムステルダム編(自由の街・アムステルダム
アムステルダムの住宅事情
私たちの悲嘆可能性
プライドの葛藤
過去、現在、未来
犠牲者の象徴
飾り窓地区と売春博物館
旅は道連れ、夜は……
クィアたちの夕食会
ロッテルダムの再会
ラベンダーの闘い
過去、現在、未来……?)
パリ編(愛と死の街・パリ
パリLGBTセンター
凱旋門とシャンゼリゼ通り
エッフェル塔のありふれた夜
夜中のハプニング
La MutinerieとThe LABO
クィア的パリ散歩
若者は極右をクソ食らえと思ってる
パレード後夜祭
モンマルトル詣で
高架下のクィア・パーティー
六月の終わりに
人生(クィア)の旅(たたかい)は続く)
エピローグ 虹はいまだ旅の途上

出版社・メーカーコメント

「正史」や「正典」に刻まれない、小さな声を拾い集めて――バンクーバー、ソウル、チューリッヒ、アムステルダム、パリ。台湾で生まれ、日本で生きる芥川賞作家が、五つの都市をクィアに旅した2024年の記録。“台湾で生まれ、日本で生活し、日本語と中国語を主要言語とし、アジアからほとんど出たことがない私は、欧米発祥の「クィア」という言葉とそれにまつわる諸文脈から切り離され、長い間、断絶を余儀なくされてきた。しかしバックラッシュは文化や言語、国家の境界線をものともせず、世界規模の波となって襲ってきた。である以上、私も自身の文脈を、クィアの歴史という文脈にもう一度接続し直さない限り、バックラッシュの正体を見極めることができない。これから記すのは、いわば「文脈を?ぎ直す」ための旅だ。”(プロローグより)

著者紹介

李 琴峰 (リ コトミ)  
1989年、台湾生まれ。作家・日中翻訳者。2013年来日、17年『独り舞』で第60回群像新人文学賞優秀作を受賞し、デビュー。『五つ数えれば三日月が』で第161回芥川賞・第41回野間文芸新人賞候補、『ポラリスが降り注ぐ夜』で第71回芸術選奨新人賞受賞、『彼岸花が咲く島』で第34回三島由紀夫賞候補・第165回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)