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民主主義と共和主義の哲学

未来世界を哲学する 第9巻

出版社名 丸善出版
出版年月 2026年4月
ISBNコード 978-4-621-30990-2
4-621-30990-0
税込価格 2,640円
頁数・縦 188P 19cm

商品内容

要旨

古代アテネに起源を持つ民主主義は、20世紀には自由主義と歩を合わせたリベラル・デモクラシーとして、一定の正統性を示した。だが20世紀はまた、グローバリゼーションとテクノロジーの進歩の下、さまざまな軸での両極化が進む時代でもあった。そしてリベラル・デモクラシーは、深度を増す政治的・経済的・社会的分断に対して、有効な処方箋を示すことができずにいる。解決策は、民主主義をより平等なものにすることなのか。あるいは知者の政治や共通善の政治を模索する中で、民主主義とは異なる思想を理念とすることなのか。来るべき時代へ向けて、秩序と正義を可能にする政治を構想する。

目次

第1章 共和主義的リベラル・デモクラシーの可能性―個人を尊重する政治とは(いまなぜ共和主義なのか
リベラリズムとの交差点
リベラルな共和主義への展開
家庭の「公共空間」化と自由
おわりに―個人を尊重する政治とは)
第2章 社会の分断とリベラリズム―誰にとっても生きやすい社会は可能か(リベラリズムとは何か?
屈辱の政治・労働の尊厳・共通善の政治
リベラリズムか?共通善の政治か?
リベラリズムと正義の概念
差別の禁止としてのリベラリズムの可能性
それでもなお残る問題
おわりに―〈誰もが抱える生きづらさ〉への共感から連帯へ)
第3章 ロトクラシーとエピストクラシー―デモクラシーの対抗構想の数理モデル(選挙制と抽選制
政治的平等の三つの側面
抽選、選挙、平等
エピストクラシーとは何か?
有能性原理とエピストクラシー
被選挙権制限型エピストクラシーの擁護
おわりに―デモクラシーの哲学的再検討に向けて)
第4章 二一世紀のデジタル民主主義とコモンへの道―「歴史の終わり」の終わりを生きるために(「歴史の終わり」とリベラル・デモクラシー批判
「歴史の終わり」の終わりと全体主義的リバタリアニズム
Pluralityのテクノロジーと民主主義の未来
おわりに―民主主義を再設計し続けるために)

著者紹介

神島 裕子 (カミシマ ユウコ)  
立命館大学総合心理学部教授
森 悠一郎 (モリ ユウイチロウ)  
神戸大学大学院法学研究科准教授
福家 佑亮 (フクヤ ユウスケ)  
日本学術振興会特別研究員(PD・東京大学)
李 舜志 (リ スンジ)  
法政大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)