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出ユーラシアの人類史文明創出のメカニズム 第1巻

時空間認知と人工景観 「文明」創出の駆動力

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2026年5月
ISBNコード 978-4-8140-0662-5
4-8140-0662-4
税込価格 4,950円
頁数・縦 547P 21cm
シリーズ名 出ユーラシアの人類史文明創出のメカニズム

商品内容

要旨

なぜサピエンスは、かくも果断に未知の土地を目指したのか?心(志向性)とモノ(環境・人工物)の相互作用から、人類の世界観の形成と、それをモニュメントとして視覚化し複雑な社会を生み出したメカニズムに迫る。

目次

第1部 序論(「出ユーラシア」研究の人類史的な意義
サピエンス人の「出ユーラシア」―認知的動因と進化歴史研究の新機軸
出ユーラシア「文明」の再考―人工景観/都市の創成メカニズム)
第2部 時空間認知(出ユーラシア集団の実践的環境認知―方位観とナビゲーション
日本列島における時空間の認知
アンデス形成期における神殿社会の多様性とその背景―ペルー北部地域におけるモニュメントの建設と諸資源の操作
メソアメリカにおける時空間認知と都市の創成―チャルチュアパ遺跡を中心に)
第3部 人工景観(メソアメリカにおける天体・時空間認知と都市形成
アンデスにおけるアーバニズム―シカン・シティの再発見と都市概念の再構成
ミクロネシアのポーンペイ島ナンマトル遺跡における時空間認識と政治戦略
人工的環境の拡張と古墳造営)
第4部 総括討論 重なり合い複層的な「文明」創成をどう捉え記述できるか―出ユーラシア研究のアドバンテージと課題(文字通りの「ニュー・ヒストリー」
サピエンスが移動した場所でまず何が起きたか?
歴史の実験場としての「出ユーラシア」
「文明」創造の駆動力を現場の身体性から捉える
「状態の重なり合い」としての「社会性」
情報伝達システムとしてのモノ、人工景観
7モノの象徴性、「戦い」の意味
時間認識の変容と天文知識
モノのエイジェンシーと「物語」
音楽、踊り、アート
人を駆動した「志向性」と移動・拡散の前線
「無いもの」、あり得たが起こらなかったことを意識する)

著者紹介

入來 篤史 (イリキ アツシ)  
帝京大学 先端総合研究機構 特任教授。1957年生まれ。東京医科歯科大学大学院博士課程修了。歯学博士・博士(医学)。専門は認知神経生物学、主に霊長類の脳高次機能を研究
杉山 三郎 (スギヤマ サブロウ)  
アリゾナ州立大学研究教授・岡山大学文明動態学研究所学外研究員。1952年生。アリゾナ州立大学にて博士号(人類学)修得。専門はメソアメリカ考古学・人類学。古代人の行動規範となった価値体系に関する物質文化、コスモビジョン(宇宙論)図像学、モニュメント建築、都市の出現、さらに近年は古代王権の創成史を研究。マヤ、オアハカの儀礼センター、メキシコ中央高原の諸遺跡、アステカ大神殿などで調査、テオティワカン研究を45年間継続中。現在「石柱の広場」複合体プロジェクト共同団長
鶴見 英成 (ツルミ エイセイ)  
放送大学教養学部准教授。1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専門はアンデス考古学、文化人類学。GISによる景観分析、岩絵遺跡の発掘など、多面的なアプローチによりアンデス文明形成期の社会像を探求している
松本 直子 (マツモト ナオコ)  
岡山大学文明動態学研究所教授。九州大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。岡山大学文学部専任講師、同大学院社会文化科学研究科教授を経て、2021年に設置された岡山大学文明動態学研究所の初代所長を務めた。縄文時代を主たる対象として、認知考古学、ジェンダー考古学の理論的・実践的研究に取り組む。新学術領域研究「出ユーラシアの統合的人類史学」(2019‐2023)、学術変革領域研究(A)「マテリアマインド」(2024‐2028)の領域代表として分野統合的研究を推進する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)