『スター・ウォーズ』に学ぶ現代の戦争 戦略の逆襲
| 出版社名 | 文藝春秋 |
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| 出版年月 | 2026年5月 |
| ISBNコード |
978-4-16-392107-5
(4-16-392107-9) |
| 税込価格 | 2,200円 |
| 頁数・縦 | 373P 19cm |
商品内容
| 要旨 |
デス・スターを保有する巨大な帝国軍がちっぽけな反乱軍に負けたのはなぜか。世界中でゲリラ相手に苦戦を続けるアメリカにとって「スター・ウォーズ」は「遠い昔、はるか彼方の銀河系で…」の出来事ではない。実戦経験のある現役の軍人からSF作家まで29人の専門家による28本の本格的戦略論! |
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| 目次 |
第1部 社会と戦争(エンドアにおける惑星再建の訴え(マックス・ブルックス) |



出版社・メーカーコメント
本書はМL・カヴァナーという米陸軍戦略家を務めた退役軍人のアイディアから生まれた。 それは彼が韓国に赴任したときのことだ。最前線師団の運用について、戦争計画を立てようと韓国軍将校と戦略の話をするのだが、どうもかみ合わない。それもそのはず。彼の話す戦略は、米国人の経験−−南北戦争だったり、米西戦争だったりする−−から生まれたもので、それが基礎知識としてなければ、話がわからないのだ。「ゲティスバーグの戦いで北軍が大勝したよね。それと同じで……」などと話しても、韓国軍の将校にしてみると、「???」。 彼は悩んだ。 お互いに知っている戦争の物語(彼はそれを「共通の地形」と呼ぶ)がなければ、戦略について話し合うのは非常にむずかしいのだ。 そこで思いついたのが「スター・ウォーズ」シリーズだ。これならば、世界のどこの国の将校でも、知っているはずだ。このシリーズは、銀河帝国とそのエピゴーネンと、反乱軍および新旧の共和国の間の「戦いの物語」である。 幸いなことに、カヴァナーは大変なSFオタクでもあった。その結果、韓国軍とのコミュニケーションは急速に深まったのである。 この経験をもとに、彼は退役後、世界中の軍人、研究者、ジャーナリスト、作家らに呼びかけ、「スター・ウォーズ」シリーズの物語の中から戦略の教訓を読み取るプロジェクトを始めた。それが本書なのである。 ここでは現代の戦略の問題が、「スター・ウォーズ」シリーズの物語を通じて見事に説明されている。たとえば、ウクライナ戦争で使用されるAIやドローンの問題は、グリーバス将軍(四本の腕にライトセーバーを持って戦うサイボーグの将軍)や彼が操るハゲタカ型ドロイドと比較して語られている。大量破壊兵器による抑止力の問題は、あのデス・スターとヒロシマ、ナガサキの原爆を引き合いに論じられる。現実の世界における予防攻撃と先制攻撃の違いは、砂の惑星タトゥーインでのハン・ソロと賞金稼ぎグリードの撃ち合いを例に説明される。 たしかに、これまでちんぷんかんぷんだったストラテジーの諸問題が、「スター・ウォーズ」シリーズのシーンを使うと、実によくわかる! 元アフガン駐留軍司令官で、本物の勇者であるスタンリー・マクリスタル大将(退役)は、こう語る。「戦略の教訓を、大衆映画、さらにはSFから学ぼうというのは、実に軽薄な考えに思えるかもしれない。…(後略)