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少女と毒

出版社名 講談社
出版年月 2026年5月
ISBNコード 978-4-06-543019-4
4-06-543019-4
税込価格 1,540円
頁数・縦 189P 20cm

NetGalley 会員レビュー

出版事業関係者

おすすめ度おすすめ度★5

身近な問題だけどよくわかっていなかった社会問題を取り上げられている作品で、どんどん読み進めたくなるお話でした。読んでみよ!と思い読み始めたときは、Aちゃんが家を出た時のようなわくわく感がありましたが、読み進めていくうちに現実を知っていくような感覚がありました。世界観に引き込まれていくのが面白かったです。しかし、こういうことが日本で起こっていることを考えると、複雑な気持ちになりました。様々な角度から現実に起こっていることを知ることができる作品でした。

レビュアー

おすすめ度おすすめ度★5

東京新宿の歌舞伎町、トー横、きらきらネームの恐ろしいほどの弊害などなど。ショッキングでリアルな描写も多いですが、絶望の淵から這い上がり、自分の手で新しい人生を掴み取っていく結末には、静かだけれど力強い希望が感じられました。一見すると優しく手を差し伸べてくれる人が実は危険な罠を張っていたり、逆に突き放すような冷たい態度をとる人が、心底から主人公を心配してくれていたり「本当の優しさ」とは何かが痛いほど伝わってきて胸が締め付けられました。誰かが書かなくてはいけない物語、知らせなくてはいけない物語、それを作者さんが見事に描ききってくれた。その強い思いも伝わってきました。

レビュアー

おすすめ度おすすめ度★5

自分の居場所、仲間を求めて東京にやってきた少女。そこで出会った人たちに優しく手を差し伸べられたが、それをそのままつかんでいいものか。誰を信じるべきで、誰を疑うべきなのか。伯母という伝手があるなら、最初から伯母のもとへ行けばよかったものを、というのは大人の見解である。14歳の経験と感覚での判断は、とても危うい。児童文学であるから子どもの読者に向けての配慮は感じられたが、現代の子どもたちを囲む闇の部分を臆することなく描写してあった。

上記レビューの提供元:NetGalley(株式会社メディアドゥ)

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商品内容

要旨

地方の家庭で母親の無理解に苦しみ、学校でも居場所を失った中学2年生の少女。桃色蒼玉。追い詰められた少女は、7万円を握りしめ家出を決行し、夜の東京・新宿、歌舞伎町へとたどり着く。新しい名前を手に入れた少女は、生きるために「毒」に手を染めるのか―?

出版社・メーカーコメント

うつのみや賞&日本児童文学者協会受賞作家が挑んだ意欲作!●『少女と毒』概要(対象小学高学年以上) 絶望の淵で見つけた「居場所」は、甘い猛毒だった−−。「ここにいれば、ひとりじゃない」地方の家庭で両親の諍いと破産に苦しみ、学校でも居場所を失った中学2年生の少女。追い詰められた彼女は、たった7万円を握りしめ家出を決行し、夜の東京・新宿、歌舞伎町へとたどり着く。ネットの噂を頼りに訪れたその街で、トー横キッズと呼ばれる、自分と同じように居場所のない少年少女たちのコミュニティに引き込まれていく。そこで出会ったのは、キツネ顔の年上の少女「キッツー」。妹のように優しく接してくれる彼女に、少女は新しい名前をつけられる。薬物(オーバードーズ)や犯罪へと誘う「毒友」キッツー。優しい「新宿のママ」。絶望を抱えた子供たちが集う歌舞伎町で、少女は生きるために「猛毒」に手を染めるのか−−。現代の新宿を舞台に、家出少女の絶望と再生を描く、リアルストーリー。●佐藤まどかの「消えたこどもたち」三部作『少年と悪魔』(発売中)『少女と毒』(2026年発売予定)『ぼくたちはここにいる』(2026年発売予定)

著者紹介

佐藤 まどか (サトウ マドカ)  
『水色の足ひれ』(第22回ニッサン童話と絵本のグランプリ童話大賞受賞・BL出版)で作家デビュー。主な著書に『スーパーキッズ 最低で最高のボクたち』(第28回うつのみやこども賞受賞)『アドリブ』(第60回日本児童文学者協会賞受賞)など。イタリア在住。日本児童文学者協会会員。季節風同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)