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ミドル・エイジ・ビギンズ

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2026年7月
ISBNコード 978-4-04-116336-8
4-04-116336-6
税込価格 2,090円
頁数・縦 317P 19cm

商品内容

要旨

気がつけば、人生はもう午後。このままの生き方でいいのだろうか?中年クライシスの謎を解き明かすべく、40代になった臨床心理士は、4人の心の物語を聞きに行く。あの人も、悩んでいた。中年期を生き延びるヒントが満載!

目次

まえがき ミドル・エイジ・ビギンズ
総論 ミドル・エイジの心理学―四つの物語
インタビュー(尾崎世界観「閉店セールは続く」
角田光代「竜宮城の働き方改革」
鷲田清一「ボールを預かり、走り抜ける」
千正康裕「組織が変わってしまった」)
考察 魂の浅瀬
あとがき ミドル・エイジは「ふふふ」と笑う

出版社・メーカーコメント

『カウンセリングとは何か』で新書大賞に輝いた臨床心理士・東畑開人が、インタビューを通じて、中年とはいかなる時期なのか考察する。インタビューゲスト尾崎世界観、角田光代、鷲田清一、千正康裕−−−−−ミドル・エイジは、いつの間にか、心に棲み着いています。(中略)たとえば、ある日突然、鏡の向こうや写真の中にミドル・エイジが現れる。そこに映る私は、よく知っている私と違って、どこかで見たことのあるくたびれたおじさんである。たとえば、ある日突然、階段で転んだり、腰をやられたりする。あるいは、休みに入るたびに体調を崩すようになる。若い頃とは違って、体は思うように動かず、無理が利かないミドル・エイジを実感する。たとえば、ある日突然、自分よりも若い人が、自分が狙っていたポジションに抜擢されていたことを知る。気づけば自分の競争は終わっていて、ミドル・エイジがゴールテープを撤去し、祭りの後片付けをしている。たとえば、ある日突然、好奇心がなくなり、自己模倣的なアイディアしか思いつかなくなっている自分に気がつく。ミドル・エイジの精神は知らないことに興味をもたなくなり、同じことが繰り返されることで十分満足がいくようになっている。これらのいくつかは、あなたの身の上にも起きたことかもしれませんし、そのすべてが私のこの三、四年で生じていたことです。ミドル・エイジは日常の片隅にヌルッと姿を現し、私たちを戸惑わせ、驚かせます。そして、ときに小さく傷つけます。(中略)少しずつ少しずつ、ミドル・エイジの影は濃くなっていき、生活の端々でミドル・エイジを散見する機会が増えていきます。すると、あるとき、濃度が臨界点を超え、看過することができなくなる。私の場合、それは二年前のことでした。−−まえがきより

著者紹介

東畑 開人 (トウハタ カイト)  
1983年東京都生まれ。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。京都大学教育学部卒業、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。精神科クリニック勤務、十文字学園女子大学准教授を経て、白金高輪カウンセリングルーム主宰。博士(教育学)。臨床心理士・公認心理師。2019年『居るのはつらいよ ケアとセラピーについての覚書』で第19回大佛次郎論壇賞受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2020受賞。26年『カウンセリングとは何か 変化するということ』で新書大賞2026受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)