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世界論

ちくま学芸文庫 テ6−5

出版社名 筑摩書房
出版年月 2026年7月
ISBNコード 978-4-480-51385-4
(4-480-51385-X)
税込価格 1,540円
頁数・縦 306P 15cm

商品内容

要旨

近代哲学を切り拓いたデカルト。彼の哲学の起点となったのは様々な自然学であったが、『世界論(世界論あるいは光論)』はその全体像がわかる初期作である。「この世界は何によって出来ているのか」という問いに対して、「それは微粒子である」という有名な答えが導き出される。しかし出版の目前にして、地動説を唱えたガリレイの事件が起こり、断罪を恐れたデカルトは刊行を断念。この本が生前刊行されることはなかった。本書はその新訳に詳細な註を加え、メルセンヌ宛書簡などの資料を完備の上で明快な解説を付し、デカルト思想の全貌に迫るものである。

目次

われわれの感覚と、感覚を生み出すものとの相違について
火の熱と光はなにからなるか
堅さと流動性について
空虚について、われわれの感覚がある物体を知覚しないのはどうしてか
元素の数とその性質について
新しい世界の記述、その世界を構成する物質の諸性質について
この新しい世界の自然法則について
この新しい世界の太陽と星の形成について
惑星と彗星の起源と軌道一般、とくに彗星について
惑星一般、とくに地球と月について
重さについて
海の満潮と干潮について
光について
光の特性について
この新しい世界の天の様相は、その住人にとってもわれわれの世界の天の様相と同じように見えるはずであること
付録

出版社・メーカーコメント

世界は何によって出来ているか?  デカルト形而上学の礎となった自然学。本書はその全体像を著した重要著作である。懇切丁寧な解説と資料を完備。

著者紹介

デカルト,ルネ (デカルト,ルネ)   Descartes,Ren´e
1596‐1650年。フランス、トゥレーヌ州の法服貴族の家に生まれる。イエズス会系のラ・フレーシュ学院でスコラ哲学や数学を、ポアティエ大学で法学を学ぶ。欧州を転々としながら、科学者たちの知己を得、数学や光学の研究に携わる。1628年以降、オランダに移住。『方法序説』『省察』『哲学原理』などの著作を遺し、近代哲学の基礎を築いた。招聘先のストックホルムにて死去
山田 弘明 (ヤマダ ヒロアキ)  
1945年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程単位取得退学、リヨン大学第三課程博士。西洋近世哲学専攻。現在、名古屋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)