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明文堂書店黒部店のレビュー |
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掲載レビュー全218件 |
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作家を無期限休業中の豊島ミホさんのエッセイ。彼女の紡ぐ文章、ネガティブな感情、全てがしっくりくる。同じ意味の日本語でも選ぶ単語が違えば受ける印象も雲泥の差が出る。豊島さんの小説は、すごく好き。でもエッセイは、もっと好き。彼女の書く文章をもっと読みたい。休業から2年以上経つが、それはまだかなわない。また読むことが出来るようになることを切に願いつつ、彼女の作品をそれまで繰り返し読んでいよう。 (2012年01月14日) | ||
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37編のショートショート。簡単に、いつでもすぐに読める。すぐに読み終わるけど、いつまでも読んでいたい甘くも苦くもある恋の話。どうしてこんなに気になる作家さんになってしまったのだろう。彼女の原点ともいうべき作品。 (2012年01月14日) | ||
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リーダリビティは、すごくある… | ||
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読みやすい。さらっと読めて気付いたら終わっていた。読みやすいが故にサクサクッと人が死んでいく印象ばかりが目に付く。中盤から終盤にかけては、その死に意味を見出せないものも多い。活字より映像やコミック向きなのかもしれない。ただ売れているのである。若い人には、このくらいの内容が面白いと感じるのかもしれない。山田悠介さんが好きな人にはおススメ。 (2012年01月14日) | ||
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読みやすい。テンポよく話が進みすぎて逆にあっさりした印象を受けるが本格としてもユーモアミステリとしても楽しめる。もっとキャラクターを掘り下げて読み応え、読み所を作ってもよかったかなぁと感じたがメディア化するには丁度いいくらい。大野君のイメージで違和感なく読み直せました。 (2012年01月14日) | ||
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主人公・モリタイチローからの手紙のみで進行する、いわゆる書簡集。森見さんは何でもないこと(よく考えなくてもダメダメなこと)を名言風に書く。バカバカしくて面白くて素晴らしい能力です。読めば恋文を書く技術は上がらなくても特殊なユーモアセンスは身に付くかもしれません。 (2012年01月14日) | ||
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不器用で繊細な少女たちの儚くて切ない少女小説。三島、都岡、小津、矢咲、それぞれが抱える過去、そして感情。内容よりも彼女たちのセリフや小物の使い方、情景の書き方に強く惹かれる。 (2011年12月30日) | ||
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うみねこEP7開幕。なんと作画が水野英多!もうそれだけでも買いです。しかも350P超えのボリューム。「ひぐらし」「うみねこ」が好きで全て購入していますが、それ以上に「スパイラル」好きでした。この組み合わせに感謝しつつ今までの謎が解けてゆくEP7のこれからにも期待。 (2011年12月30日) | ||
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文庫になるのが本当に待ち遠しかった作品。同時期に上梓された「ホテルジューシー」「ワーキングホリデー」は、かなり前に文庫になっているのに何故?人気がなかったから文庫化が見送られている?と思ってしまいました。巻末には上記2作品とリンクした特別便も収録。著者の代名詞ともいうべき日常の謎を解いていくミステリであり各話ごとに他のミステリ作品を紹介するガイドにもなっている連作短編。巷で大人気の「ビブリア古書堂」でこの系統に興味を持った方におススメ。乾くるみの「蒼林堂書店にようこそ」も捨てがたいのですが… (2011年12月23日) | ||
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読んでいるときの若干の違和感、あからさま過ぎてヒントなのかミスリードなのか逆に迷う箇所に惑わされて古典中の古典-ド定番のいくつかのトリックを併用した書き方に途中まで気付きませんでした。キャラクター小説と青春ミステリの割合が絶妙。丁度いい。いつもより少し早い刊行ペースも嬉しいかぎり。 (2011年12月23日) | ||
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表題作を含む4編で構成されており30歳目前の後藤ちゃんと中尾ちゃんが仕事に恋に友情に…リアルなんだけど結末はファンタジー。うまくいきすぎて「んなわけあるかー!」って何度も突っ込んでいましたが不思議と読後感は爽快。小さな幸せを見つけてほっこりする話が好きなのですが現実的にはちょっとありえないくらいハッピーになる話もいいですね。宮木さんのセンスが心地良くずっとよんでいたかった。個人的におススメは「両国ポリネシアン」。後藤ちゃんの後輩・パティが主人公。「セレモニー黒真珠」の木崎の妹が出てきたのには声をあげてしまいました。「野良女」もとりあえず読まなきゃ。 (2011年12月17日) | ||
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ハッピーアイスクリーム。聞いただけで幸せそうなタイトル。17歳のときに書かれてたデビュー歌集に短編5本を加えた作品集。短歌と小説の融合。加藤千恵が醸し出す空気感がたまらなく好き。なぜこんなに好きなのか自分でも分からなかったが中村航の解説を読んで少し分かった気がする。時折、挿入される短歌。限られた文字数だからこそ想いがこれでもかと込められておりそれを余すところなく感じるため反芻したりする。その瞬間が好き。好きな作家の作品に好きな作家が解説を書いている。それだけで特別になる。 (2011年12月17日) | ||
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12編の短編と6つのエッセイ。ANAの機内誌に掲載されていたこともあり旅に行きたくなる、そして旅する気持ちを高めてくれる作品が多い。薄い本だし短い話なのでさらっと読める。メインの邪魔をしない前菜やデザートのような存在。良くも悪くもアクのない作品。こういう吉田修一も悪くない。 (2011年12月17日) | ||
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コミックに劇場版DVDが付いてこの値段!もう買うしかありません。特別ふろくの水連寺ルカ同人誌「不死鳥戦士イロハカルタ」も面白い。 (2011年12月17日) | ||
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辻村深月のデビュー作を知っていますか?知らなくても読んでなくても問題はない。ただ知っている人にはちょっとした驚きが用意されている。あの「校舎」の彼らが小学生として大学生として登場するからだ。嬉しくもあり懐かしくもある。表題作はタイトル通りロードムービーで映像化したら感動的なんだろうと思えるくらい美しい。まぁ小説ならではの手法で書かれているので難しいでしょうが…個人的に好きなのは「道の先」「トーキョー語り」も捨て難い。魅力溢れる短編集。 (2011年12月11日) | ||
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タイトルからも分かるように映画化された作品の続編。神保町の古書店を舞台に紡がれるやさしくて愛しい掛け替えのない日々。台帳に書き遺された桃子さんからサトル叔父さんへの最後の想いは涙なくして読めません。数多ある書店ものの中でも地味な存在かもしれない。それでも作品の中に希望があり読む人の心の中をやさしさでいっぱいにしてくれる。私にとって特別な作品。 (2011年12月11日) | ||
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加藤千恵は恐い。別に内容がホラーというわけではない。よくある恋愛。マンガのような劇的な展開はない。しかし心に沁み入るような言葉の巧さがある。そしてさりげない。人物・地域がそれぞれクロスオーバーしておりちょっとだけ繋がりを感じる9編。普通のことを普通に書くことは普通では出来ない。それを何事もないようにみせる加藤千恵は恐い。 (2011年12月11日) | ||
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青春音楽小説「疾風ガール」の続編。ハイテンション・ハイスピードで息をもつかせない誉田哲也も魅力的ですが、個性的なキャラクターが話全体を引っ張っていく本シリーズも負けず劣らず面白い。そのくらい天才ギタリスト・柏木夏美が魅力的です。音楽の表現、技術的なことが幾度となく語られるがそれを「小説」に置き換えれば著者の作品に対する想いや誇りが見えてくる。哀しい文章は哀しい気持ちなだけでは書けない。作品を読んで作者がどんなことを主張したいか分からなければ、極端なことを言えば読んでそれを誰が書いたか分からなければその人が書く必要はない。他の誰かが書いても同じ。俺は違うよってこれでもかと主張しています。相変わらず人物・情景描写が素晴らしく頭の中で映像化しやすい。警察小説が好きでもスポーツ小説が好きでも音楽小説が好きでもない。誉田哲也の書くから好きなのだと改めて感じた。 (2011年12月11日) | ||
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読むアニメ | ||
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タイトル買いしました。アニメを観ていた人向けなんだろうけど観ていなくてもすんなり読めました。下巻の発売が待ち遠しい。 (2011年12月11日) | ||
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