[要旨]
太平洋戦争末期、ビルマの山野におびただしい数の屍をさらし、完全な失敗に終ったインパール作戦とは、一体何だったのか。朝日新聞記者として最前線で取材に当った著者が、当時の体験をふり返り、あらためてこの戦争の意味を問う。作戦の全経過をたどるとともに、前線での部隊行動、異民族工作班やインド国民軍の活動、悲惨な退却行を描く。
[目次]
一 インパール従軍(埃の進軍;作戦は行き詰まる;チャモールの生活;ジャングル野菜をすすりながら;空白の戦場);二 インパール作戦考(ビルマ作戦の五段階;ビルマ軍とインド国民軍;四人のサムライ;仕掛けられた罠;誤解と誤算の戦争);三 敗走千里(真空地帯;カボウ谷地;濁流に阻まれて;遙かなりチンドウィン河;草むす屍)
丸山 静雄 (マルヤマ シズオ)
1909‐2006年。東京外国語大学卒業。朝日新聞記者(アジア各国特派員、論説委員)を務めたのち、国際商科大学(東京国際大学)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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インパール作戦従軍記 一新聞記者の回想
丸山静雄/著
岩波書店
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BK