[要旨]
現代社会の諸相や四季の移ろい、心に残る想いを江戸っ子ならではの美学と洒脱な文章で紡ぎ上げた、珠玉のエッセイ集。
[目次]
江戸の香り(橋;浅草へ足を運ぶ ほか);季節の色(豊後梅;初雪 ほか);陽炎(はし置き;表裏 ほか);ある日の想い(面;零余子 ほか);遠い日の場面(私のお正月;黄色いばら ほか)
「杜氏さんが初めて注ぐ新酒。あの瞬間。初釜の静かに湯のたぎる音。ことり柄杓。さっさら茶筅。畳の目。衣のふれあう音。人が造り奏でるその年の新しいもの。種々」。──昭和の初め、東京の町中の商家に生まれた生粋の江戸っ子の著者が綴る、江戸情緒あふれる世界。浅草、三社祭、池上本門寺お会式などに、今に残る「江戸の香り」を追い求め、梅・桜・若葉とめぐる季節に心を寄せ、今は失われてしまった幼い日の記憶に残る風景を洒脱な文章で紡いだ、艶やかで心なつかしい随筆集。
岩鐵 禮 (イワテツ レイ)
出身、東京都港区芝。在住、神奈川県横浜市。学歴は普連土学園卒、白金料理塾卒、大塚末子きもの学院師範科卒。長唄・芳村伊三蔵氏に師事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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4-286-02053-3
くるり さらり ひらり
岩鐵 禮 著
文芸社
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BK